今こそ始めるべき?機が熟した【LINE@】

こんにちは、アクトゼロの山田です。
インターネットによって、企業の情報発信手段は各段に進化しました。ホームページを持つことから始まり、ブログでのアクティブな情報発信、さらにSNSを活用した顧客とのダイレクトな交流まで、時代に合せて大きな進歩を遂げています。そんなインターネットでの情報発信手段の中で、独自の立ち位置を確立しつつあるのが、みなさんご存知のLINEです。

LINEは企業規模に関わらず利用できるサービスとして、「LINE@」を提供しています。

LINE@をおさらい

何となく知っている…という方が多いと思いますが、ここで今一度LINE@をおさらいしておきましょう。
まずは、LINE@で何ができるの?という点なのですが、単なる情報発信に留まらない様々な機能が備わってはいますが、主に使われている機能として以下の3つが挙げられます。※LINE@公式サイトから引用

・メッセージ機能
管理画面からメッセージを作成し、友だちになってくれたお客さまやファンに一斉配信することができます。配信の事前予約も可能なので、キャンペーンやイベントに合わせてご利用いただけます。

・1:1トーク
お客さまやファンと1:1でトークをすることができます。お客さまやファンがLINEから直接コミュニケーションすることができるため、各種お問い合わせなどを手軽にやり取りすることが可能になります。

・クーポン機能
作成したクーポンの開封数や使用数を管理画面で確認することができます。さらに認証済みアカウントであればユーザー側の「Coupon Book」(クーポン管理機能)に反映され、より使用率を上げることができます。

この中でも、一番よく使われているのはメッセージ機能でしょう。いわゆる、個人間でメッセージをやりとりする「トーク」のことで、トークと同じ画面内に企業からのメッセージが配信されます。見た目はそのままトークで吹き出しの形で、情報が届きます。この3つ以外にも、Facebookのような「タイムライン」というものやスタンプカードである「ショップカード」もありますが、あまり使われていない印象を持っています。

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LINE@の利用にあたっては、使いたい機能や配信できるメッセージ数によって段階的に料金が決まっており、特に多くを求めないのであれば無料で利用することも可能です。
主な料金プランとして、「フリー(無料)」「ベーシック(5,400円/月)」「プロ(21,600円/月)」の3つがあり、分かりやすい違いとして配信できるメッセージ数が挙げられます。

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月額で費用が発生するというデメリットはありますが、高くても2円程度で利用できるのは中々魅力的ではないでしょうか。ただ、それなりにメッセージを配信したい場合でも、「プロ」プランまでは必要なく、多くのアカウントでは「ベーシック」プランで事足りるのではないかと思われます。

LINE@活用メリット

次にLINE@を活用するメリットを見てみましょう。こちらも大きく3つの理由が挙げられます。

・ユーザ数が多い
最新の情報(LINE株式会社 決算説明会資料)によると、月間の国内アクティブユーザーは7,500万にも上ります。すでに情報インフラと化しており、スマートフォンを使用しているユーザーの殆どにアプリがインストールされていると言っても過言ではない状況です。

・プッシュ通知できる
個人間の情報伝達手段としてすでに欠かせない存在であることから、メッセージを見逃さないためにアプリの通知をオンにしているユーザーが殆どです。これによって、配信したメッセージが見逃されにくいと言えます。

・来店や購買に繋げやすい
クーポンやスタンプカードなどの機能を持つことにより、直接的な顧客メリットを押し出せるため、来店や購買に繋がげやすくなっています。

日本中、すでに多くのユーザーを抱えるサービスであるからこそ、「LINEって何?」といったそもそもの説明が必要なく、さらにスマホの通知機能で情報がプッシュ型に配信されます。この辺りがLINEの持つアドバンテージだと考えられます。

LINEはSNSではない?

こうした機能を持つLINE@ですが、個人的にはSNSというよりは、ダイレクトメールやチラシと言った、直接的に「売り」に繋げる媒体に近いものだと捉えています。昨今、新聞などの既存メディアの購読者数が落ち込んできているため、折り込みチラシなどの媒体もその影響を受け、徐々にその力が弱まってきています。そのチラシに代わる手段として、今回取り上げたLINE@が有力なのではないかと考えています。

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お得な情報やクーポンの配信が多い現状、ブランディングや認知度アップといった目的よりも、店舗への集客や直接的な購買に繋げるために相応しく、これまでのエンゲージメント重視のSNSとは異なるものだと思っています。

LINEの特性である1対1で繋がるという特性は、地域に根差した小売り店などにまさにぴったりで、顔が見える(知っている)存在として情報を発信することが来店のきっかけになり得ます。そういった意味で、FacebookやTwitterといったSNSとは一線を画す存在と言えそうです。じわじわと広がりつつあるLINE@の活用を、まずは無料のアカウントから試してみてはいかがでしょうか。

アクトゼロ / 山田