こんにちは、アクトゼロの山田です。
SNSで発信するコンテンツと言えば、写真に動画というのがもはやスタンダードで当たり前になりました。動画はそれなりに準備は必要ですが、写真に関しては手軽に撮影できるため、SNSの投稿では欠かせない要素となっています。ただ、あらゆるアカウントで写真や動画が投稿されるため、同じようなコンテンツを投稿するだけでは、ニュースフィード上で埋もれてしまうことが多くなってきているように感じます。そのような状況を打破するために、他のアカウントと一線を画す、すこしリッチなコンテンツに取り組んでみるのはいかがでしょうか。
フィード上で増えてきた360コンテンツ
そのすこしリッチなコンテントのひとつとして、360コンテンツ(サンロクマルコンテンツ)があります。名前の通り、360度の視野を持ったコンテンツで、静止画だけでなく動画フォーマットでの投稿も可能です。
技術的には最新のものというわけではないのですが、ここ最近じわじわとニュースフィード上で広がりつつあるため今回取り上げてみたいと思います。
例えば、このように映画のプロモーション用コンテンツなどは、映画の世界観が活かされており、没入感のある効果的なプロモーションになっています。
また、スポーツなども相性はぴったりで、臨場感が伝わりやすく、かなりの特別感を与えることができると思われます。
Take a 360-degree roller coaster ride on Hollywood Rip Ride Rockit!
Tilt for all of the epic views. pic.twitter.com/Ilg3PeTCWC
— Universal Orlando Resort (@UniversalORL) 2017年4月20日
他にも、ニュースや施設紹介など業種や業界を問わず、積極的な活用が進んでおり、SNSフィード上ではかなりの確率で目にするような状況です。
手が届きやすい制作環境が続々
360コンテンツを閲覧できるサービスとしては、Facebookが比較的早く対応を行っており、2年ほど前からニュースフィード上に公開できる機能が提供されています。それに追随する形でYouTubeが対応し、ここ最近ではLINEでも360コンテンツを表示できるようなるなど、馴染みのあるサービスの多くが360コンテンツに対応してきています。
発信する環境が整うと、次はどうやってコンテンツを制作するかという点になるのですが、こうしたリッチなコンテンツを作ろうとすると、制作費用が高いというのが、これまでのイメージでした。実際本格的なものを作ろうとすると、確かにお金はかかります。しかし、ここ最近、価格的に手が届きやすい機材が続々とリリースされており、以前に比べて格段にコンテンツを作りやすくなってきています。
360コンテンツでは、RICOHが発売してる「THETA」がそういった機材の草分け的な存在で、安価で手軽に360コンテンツを撮影することができます。製品のWebサイトでは、SNSへの投稿の仕方も掲載されていることから、やはりSNSシェアするという視点が360コンテンツで当たり前になっていることも窺い知れます。
マンネリ化してしまいがちな日々のSNS運用。多くの企業がもう何年も情報を発信している今だからこそ、新たな取り組みを行う意味が出てきています。その新たな取り組みのひとつとして、こうしたリッチなオリジナルコンテンツを投入することが挙げられます。
同時に、360コンテンツはインタラクティブなものでもあることから、エンゲージメントの獲得が見込めるというのもポジティブな要素と言えます。
手軽に取り組めるようになった360コンテンツを取り入れて、新しいSNS運用の流れを作ってみてはいかがでしょうか。
アクトゼロ / 山田