お疲れ様です!タニグチです。
先週は東京にも雪が降りましたね。雪合戦したいです。嘘です。
雪が積もったら家から出たくないです。
さて、今週はPhotoshopの画像を拡大、縮小する際の補間形式の違いについて調べました!
補間の方式は3種類あります。ひとつづつ見てみましょう。
ニアレストネイバー法
変更前の座標と変更後の座標を、ピクセル単位で計算し移動させ、拡大によって空いたピクセルに対して対して変更前の色を割り当てます。
…画像を本当の意味でそのまま拡大、縮小するようなイメージでしょうか?変更後のファイルサイズは軽いですが、画質はあまりよくないです。
バイリニア法
変更後のあるピクセルが変更前のどの領域に相当するかを計算し、その領域内にあるピクセルの色の平均値を変更後のピクセルの色とします。
…平均値を取得してくるので、多少の補正がかかるらしいです。画質はそこそこ。
バイキュービック法
変更前画像のピクセルに含まれる色の平均値だけではなく、その周辺色を取り入れ色を補完させます。
…上記2つよりも拡大の精度がいいようです。CPUが複雑な処理をするので、動作は遅いです。
検証
実際に特性の違う3枚の画像で検証してみました。
まずはこちらのイラストです。かわいい。
こちらの猫の画像解像度をニアレストネイバー、バイリニア、バイキュービックの三つの方式で3倍に拡大してみましょう。
並べてみました!…これでは違いが分からないので、色の境目のはっきりした部分を拡大して見てみましょう 。
次は写真で見てみましょう。かわいい。
瞳にフォーカスしてそれぞれを見比べました。
写真だと意外とバイリニアも悪くないですね。ニアレストネイバーは瞼あたりにピクセルの粒が見えます。バイキュービック法は安定してますね。綺麗に補完できています。
最後はイレギュラーですが、ドット絵で検証してみましょう。
面白い結果が出ましたね。バイリニア、バイキュービックのピクセルの境界線がぼやけた事に対し、ニアレストネイバーは全く荒れていないように見えます。他二つの方式とは違い、元のピクセルをそのまま拡大する方式なので、ピクセルの境界が明確なドット絵との相性は抜群のようです。
まとめ
通常は最も綺麗なバイキュービック法で、ドット絵やQRコード等、特殊な画像を扱う際にはニアレストネイバー法に切り替えるのがベストかと思います。
バイリニア法はバイキュービック法よりも処理が早く、PCへの負荷も小さいので、自分のPCのスペックと相談して設定するのもよいかもしれません。