反動は必然?Instagramの次のトレンドは…

20180523

こんにちは、アクトゼロの山田です。
Instagramは国内のユーザー数が2000万人を越え、押しも押されぬ人気サービスとなりました。「インスタ映え」という言葉が2017年の流行語大賞を受賞するなど、一般的な認知度も高まり、一種の社会現象のようになっています。
そうした「映え」カルチャーで盛り上がる、Instagramに新たな流れが生まれつつあります。

徐々に広がりつつある「#地味~」

Instagramの検索から「地味」という言葉を検索してみると、「#地味弁」()、「#地味」()といったハッシュタグで、それなりの数の投稿がされていることが分かります。

001「インスタ映え」に代表されるInstagramのカルチャーにあって、この対極的なフレーズのハッシュタグはかなり異質な印象を受けます。それぞれのハッシュタグで検索した画面をパッと見ると、ハッシュタグ通りの彩りに乏しい、文字通り“地味”な投稿が並んでいます。

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例えば、対照的なハッシュタグ「#キャラ弁」()、「#派手」()と比較すると一目瞭然で、これまでのInstagramの流れとは一線を画しています。

「反動」はなぜ生まれるか

このような、これまで多くの人が抱いていたであろう「インスタはこういうのだよね」というトレンドに対して、いわゆる「反動」とも言える流れ生まれるのは、Instagramが一般化し、これまでとは異なる好みを持ったユーザーが多くなってきたからではないかと考えられます。

多くのユーザーを抱える大規模なサービスでは、ユーザーが増えれば増えるほど、利用するユーザーの趣味性や嗜好性は多様になってきます。そのため、その中で大きなトレンドが発生した場合、その流行りに違和感を覚えたり、拒否反応を示したりするユーザーも必然的に表れてます。そして、そうした「反動」勢力に共感するユーザーが徐々に増えることで、新たな多数派層が形作られるのです。

Instagramにおいては、「インスタ映え」という言葉が一世を風靡したように、見栄えのいい投稿を行うことがマジョリティとなっています。しかし、ユーザーが増えることで、その「映え」を狙おうとして、度が過ぎた行動を起こすユーザーや虚飾とも言える上辺だけのユーザーに対して嫌悪感を覚えるユーザーが増えてきたと考えられます。そして、これまでとは異なるアンチ層が形成されてきた結果、このような「#地味~」に繋がったように思います。

企業はどう捉えるべきか

ソーシャルメディアを企業が活用する上で、トレンドやカルチャーの波を捉えて、それを積極的に取り入れていくスタンスを持つことはとても重要です。今回ご紹介したような「反動」が生まれることは、ソーシャルメディア上ではしばしば発生し、これまでのやり方を変えるかどうかの判断を迫られることもあります。

そのような状況の中で、ただひとつ言えることは、ソーシャルメディアを活用する本当の目的や自社が持つ本来のイメージを疎かにしてまで、変化に対応していく必要はないということです。そうすることこそが、真の企業のブランドを守る姿勢であり、その価値を高めるものであるからです。

安易にトレンドに乗るのではなく、それが自社にとってプラスになるかどうか、そうした判断をしっかりと行うことが重要です。

アクトゼロ / 山田