こんにちは。Instagramは発信するよりも見る派のアクトゼロの高寺です。
12/1・2の2日間、東京国際フォーラムでデジタルマーケティング関連の展示会・セミナーイベント「adtech tokyo 2015」が開催されました。約120社が出展し、約1万5,000人が来場する、この分野では国内最大規模のイベントです。私も昨日訪問し、様々な情報収集を行ってきました。
各出展ブースではプレゼンテーションを行っており、様々な情報を発信しています。中でも人を集めていたのはFacebookのブース。私が訪問した時、「Japanese on Instagram ~日本におけるInstagramの実情」というテーマでプレゼンテーションが行われていました。なかなか日本国内でのデータが少ないInstagramの、最新のデータが発表されていました。
講演者ご本人に許可をいただきましたので、そこで発表されていたデータをご紹介します。(自分のメモ代わりに撮った写真のため、少々見辛いですがご了承ください。)
講演者:小関悠さん(Instagram Marketing Science Lead)
Instagramは「ポジティブな空間」であると、具体的な5つの特徴があると指摘。調べ物を行う際、PCではなく、スマホのInstagramで行う若い世代が多くなっているとか。先日、弊社の若手社員のInstagramの使い方に関する記事(2015.08.05 Instagramネイティブ世代の活用術インタビュー・前編)を書きましたが、スマホ・Instagramネイティブ世代ではそうした情報収集手段が一般的であることが確認できました。
Instagramはユーザーの利用頻度が多いのが特徴で、1日に1回以上利用するユーザーが約80%(写真では緑の部分が欠けていますが、数字は25%)に上り、積極的に写真投稿が行われていることがわかります。
利用しているシーンとしては、他のSNSと同様、自宅での余暇時間、移動中のすきま時間が多くなっています。
利用者の満足度・継続利用意向ともに80%と高くなっています。画像が主体のSNSのため、視聴する側もネガティブな印象を抱く要素が低く、発信することでセルフブランディングを行うために活用しているユーザーが多いと言われています。
画像を加工し、おしゃれな雰囲気などを演出できるのが人気の理由の一つですが、多数のユーザーが写真を加工して投稿しているようです。
Facebookと比べ、Instagramは有名人や著名人、自分と同じ趣味や興味を持つ人をフォローする傾向にあります。前述の記事の後編(2015.08.05 Instagramネイティブ世代の活用術インタビュー・後編)では、上質な生活を送っているというのが分かりやすく演出できている人達に対し、一般の人が「こんな生活してみたい」という思いのもとにフォローされる傾向についてご紹介しています。
企業からの情報発信にも70%以上のユーザーが何らかの反応を行っていることが分かります。広告が今年の5月に始まりましたが、企業のInstagram活用の機会も今後、ますます増えていくのではないでしょうか。
Instagramに限らず、企業のSNS活用で最も大事なことは、投稿内容の質です。画像主体のSNSのため、次いで写真の質も重要というデータが特徴的です。
この後、Instagramの企業活用の成功例や、広告についての紹介がありました。
SNSの企業活用で重要なことは、そのSNSのユーザーの嗜好性などの文脈を読み、そこに適した形の情報を発信することです。広告然せず、他の投稿の中で違和感の無い内容を心がけると、ユーザーの反応が多い傾向になります。貴社もInstagram、始めてみませんか?