Instagramネイティブ世代の活用術インタビュー・前編

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近年、にわかにユーザー数を増やしている画像系SNSであるInstagram。今年は昨年と比べて倍近くまでのユーザーが増加し、企業のwebマーケティングに活用するために注目を浴びています。

当社でも、web施策に対して感度の高いお客様を中心に、インスタグラムに関するお問い合わせ・お引き合いを頂いています。そうしたクライアントとの打合せの場で、最近Instagramの件になると、普段以上に饒舌になる企画営業部の社員が居ると社内で噂になっていました。

彼は個人的に相当インスタグラムにハマっており、いろいろな独自の使い方をしているのだとか。そんな彼のインスタ活用術についてインタビューしてみました。

平素、お世話になっております。企画営業部の増山です。

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企画営業部所属の増山。現在、24歳。東京都大田区生まれ・育ちで、都内の大学を卒業。昨年、弊社に新卒で入社し、現在2年目を迎えています。(写真、顔は勘弁とのことなので後ろ姿で失礼します。)最近では様々な案件を担当させていただいており、大きく成長中です。

趣味は、ファッションや音楽。これだけですと、インドアな印象がありますが、実はマラソン大会に出場したり、水泳トレーニングを続けたりとスポーツマンな一面もあります。

Instagramとの出会い

◆増山君がInstagramを使い始めたのはいつ頃?
始めたのは約2年前の、2013年6月頃でまだ学生だった頃です。当時、留学していた友達がアメリカから帰って来た時に勧められて始めたのがきっかけでした。僕らの周り以外では、流行ってた感じではなくてユーザーも少なかったと思います。僕の周りの友人でも、性質が合わない人はやっていませんでした。今も学生時代の友達とインスタグラムでやりとりしています。コメントとかいいねのやりとりとか。

◆何故、その後、ハマっていったの?
単純にちょっとおもしろいメディアだなと感じたことと、当時でも写真を加工するアプリはいろいろあったんですけど、それがSNSとして成立するのがインスタだけでした。また、当時facebookもだいぶ使っていて、ログインの連携をすることができ、利用するフォーマットが楽だったというのもあると思います。

あと、僕はデザイン面を気にする人間なので、正方形で写真が並んでいく感じがけっこういなと。服とか音楽とかが趣味なので、海外のアーティストはインスタを始めるのが早かったじゃないですか。彼らの投稿から、日本に来てどこに寄ったかとかを見て楽しめたり。

投稿画像から推測できること

◆そうか。増山くんは通好みのアーティスト、好きだもんね。
はい!僕、好きなアーティストの出待ちとかするんですが、アーティストの投稿したインスタの写真から大体、どのホテルに宿泊しているかが分かっちゃいますよね。

◆アーティストの宿泊先が分かるの!?
僕はそこそこ有名になってきた位のアーティストが好きなんですが、そのレベルの海外アーティストって、大概渋谷に泊まりたがるんですよ。しかも、彼らが泊まるような高級ホテルって渋谷にはいくつかしか無いんです。そして彼らは大抵、部屋からの風景、特にスクランブル交差点を撮影してインスタに上げるんです。

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その景色からどこのホテルに滞在しているか推測できるんです。スクランブル交差点を映す角度とかで。首都高を挟んでいたらあそこのホテルだったり、交差点の真上からだったらこっちのホテルだったり。

◆アーティストの宿泊先、ファンにバレてるんだ。
バレてます。位置情報をオフにしていない限り、どこに居るかも分かってしまいますからね。(参照:Instagramに投稿したセルフィーで自宅がばれる?SNSではプライバシー設定が最重要)前は、ホテル自体にチェックインしているアーティストも居ましたよ。

写真の景色を参照しながらgooglemapを眺めて考えると、絞れちゃうんです。写ってるビルの名前から調べてgooglemapで確認すると、そのホテル以外からは撮れないんですよ。スクランブル交差点のサイネージを見下ろせる場所といえば一つしか無いんです。

個人情報を保護するためには、位置情報をオフにする必要がありますが、投稿している写真や動画の内容だったり、順番などでその投稿者の動線や滞在場所が憶測できる例といえるでしょう。究極的に気をつける場合には、投稿内容自体も公開していいものかどうか熟考が必要ですね。

行きたい飲食店のブックマーク

◆他に、増山君ならではのインスタの使い方があったら紹介して下さい
飲食店を探すときに使います。多分、僕だけの使い方だと思うんですが。アパレル系のアーティストさんとかモデルの人みたいな、いわゆるおしゃれな生活をしている人をフォローしているので、そういう人達が行っているお店をチェックするんです。

例えば、(インスタ画面を見せながら)この人、僕がフォローしているバイヤーさんなんですが、けっこう食べ物をアップしているんですよ。美味しそうだな、どこなのかな?と調べると、チェックインの情報に紐付いて、このお店の写真が一覧で見れるんですよ。レストラン検索サービスで調べなくてもインスタだけで完結しちゃうんです。そして、このお店、今度行ってみたいなーと思ったら、すぐにスクリーンショットです。

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後日、友達とかと食事に行くときに、近くに何かお店なかったかな?と調べたい時に、レストラン検索サービスではなく、自分のカメラロールを開くんですよ。僕、けっこういっぱい登録しているんですけど、こうやってレストランのブックマーク代わりにスクショを撮っておくと、ちょっと変わったお店やいい感じのお店を調べられるんです。で、後で調べてみると大抵、評価が高い店だったりするんです。自分がその町に寄ったら行ってみたいなー、と思う店の備忘録ですね。

(インスタ画面を見せながら)例えば、前にスクショ撮っておいたこのお店、会社の近くの神楽坂のワインバーなんです。僕がインスタでフォローしているカメラマンがインスタに上げてたのでスクショしたんですが、この方、パリコレとか撮りにフランスによく行っている人なんです。そんな人が美味しいワインがあるお店だよ、というなら間違いないと思うじゃないですか?値段もそれほど高くないからスクショしておいたんです。で、後で調べてみると、レストラン検索サービスで3.3だったり。

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◆あー、あの「ランキングと口コミで探せるグルメサイト」の評価ね。
既存のレストラン検索サービスのインターフェースが僕はあまり好きじゃないんですよね、スマホに最適化された動きになっていないんで。インスタはもともとスマホベースのものなので使いやすいんです。

(インスタ画面を見せながら)このバイヤーさん、アップしている靴の写真とか、僕が好きなブランドのものを扱っているんです。あと、好きなアーティストのライブに行っている写真をアップしてたり。自分の趣味に近い人が行く飲食店だから、多分食べ物の趣味も合うのではと思い、フォローすることも多いです。実際、このバイヤーさんが行っている店、僕が行ったことある店にも行ってたりするんですよ。食の趣味も合うんだろうなーと。

レストラン検索サービスのレビュアーの質の問題をよく耳にしますが、インスタを活用すると、本来の口コミかつ、自分の趣味嗜好に合った人がレコメンドしてくれる、より自分にとって価値のある情報を得ることができるのでしょう。行きたい店のブックマーク機能、これは飲食店以外にもいろいろ使えそうですね。

◆なるほどねー。
テレビで採り上げられたけど、実際行ったら美味しくなかった飲食店ってけっこう多いじゃないですか?でも、自分が好きな人が行った店だったら、最悪、美味しくなくても○○さんと同じ店で食べた、っていう満足感があるので最悪良いと僕は思うんですよ。写真の羅列で表現するインスタは、facebokなどよりもより凝縮して見せる場だから、自分のブランディングの場なんです。

あと、情報収集にも使えるんですよ。Twitterなんかよりもリアルタイムで確実な情報が得られるんです。普通、ネットで調べ物というとPCでgoogle検索とかすると思うんですけど…。

来週に続く

この後、情報のリアルタイム性や、日本で成功しているインスタ事例、投稿の流れから読み取れる投稿主の行動パターンなどなど、いろいろな話題に言及しています。

益々、饒舌にInstagramを語る増山。圧倒される高寺。インタビューのあまりの取れ高のため、よりディープな内容となる後半は来週の水曜日にご紹介します!