アクトゼロの黒沼(@torukuronuma)です。
ニールセンは2015年3月31日、スマートフフォンユーザーのコミュニケーション手段について、リリースを行いました。ニールセン、スマートフォンによる「コミュニケーション」カテゴリの最新利用動向を発表
Nielsen Mobile NetViewはiOS/Androidのモニターユーザーが利用しているアプリ状況を計測するサービスで、今回のデータはそれらのデータを元にはじき出された数字です。
コミュニケーション手段の変化
カテゴライズがわかりにくいのですが、「その他コミュニケーション」には電話やLINEなどが含まれています。「その他コミュニケーション」は横ばいですが、メールサービスの利用割合は微減しているのが分かります。その一方で大きく利用割合を伸ばしてきているのが「インスタントメッセンジャー」です。
各カテゴリーの代表的なアプリの年代割合
LINEは、最も多かったユーザー層「29歳以下」から徐々に上の年代への浸透を達成しているのが分かります。50代以上の伸びが大きいことから、若い世代から勧められた親が使い始め、家族間の連絡手段としても活用し始めている様子が読み取れます。
そして、一番下のFacebook Messengerですが、今回の調査で若年層を中心に大きく利用者数を伸ばしています。お互いの電話番号を知らなくても、Facebook上でつながっている相手とならばメッセージが送れるという気軽さもあるのでしょうか。
先日の記事「Facebook「F8 2015」の発表で読むメッセージングアプリ戦争のこれから」の中でも紹介しましたが、Facebookは、Facebookメッセンジャーをオープンプラットフォーム化することで、LINEを含むメッセージングアプリ業界でシェアを拡大していこうと目論んでいます。Facebookメッセンジャーは、今はまだ日本国内における利用者こそ少ないものの、今回の調査でわかるように徐々に日本でもユーザーに浸透しつつあります。
[アクトゼロ/黒沼(@torukuronuma)]