アクトゼロの黒沼(@torukuronuma)です。
ソーシャルメディア上で企業アカウントをフォローしてくれたユーザーにプレゼントをあげる。そんな、ソーシャルプレゼントキャンペーンは日本でも広く行われています。「モニプラ」などに代表されるキャンペーン運用プラットフォームでは、プレゼントキャンペーンを運用したい企業から数百万円の利用費を受け取ることで、このキャンペーンを代行しています。
今回、米Amazon.comはこのソーシャルプレゼントキャンペーンを無料で運営できるサービス「Amazon Giveaway」のサービスを発表しました。
Amazon Giveawayのサービス概要
Amazon Giveawayの面白いところは、サービス利用料が無料なことに加え、プレゼントの発送作業などもAmazon.com上の機能をそのまま利用できるという点です。プレゼントキャンペーンで必要な個人情報を預かっての事務局運営なども必要ありません。
運営開始までの手順も恐ろしくシンプルです。運営者はAmazon上でプレゼントしたい商品を購入し、Amazon Giveaway上でプレゼント条件を設定すれば、キャンペーンサイトのURL・QRコードがAmazon.comからメールで届きます。あとは、広告やWebサイトやソーシャルメディア上などで、そのキャンペーンについて認知拡大するだけです。
参加者がそのURLを訪れると、このような画面が表示されます。
Amazon.comが配送可能な地域に住所があるかの質問の後、フォローを促したいソーシャルメディアアカウント(今回はTwitter)が表示されます。フォローボタンクリックで、Twitterコネクトが発生します。
フォローが終わると、プレゼントの抽選画面(左)へと移ります。ポコポコアニメーションするAmazonダンボールをクリックすると、その場で抽選が行われ直ぐに結果ページに移動します(右)。今回は外れちゃいましたのでシェアボタンが並ぶばかりですが、当選するとこの画面でメールアドレスのフォームが現れるようです。
Amazonプラットフォーム活用でぐっと下がるプレゼントキャンペーンのハードル
プレゼントキャンペーンを完全に自社リソースで完結させようとすると、事務局運営・個人情報の取扱・プレゼントの抽選ロジック・プレゼントの発送作業など、とても面倒くさいものでした。今回のサービス「Amazon Giveaway」では、この面倒な部分のみをAmazon.com へ丸投げすることが出来ます。運用者はいかに人を集めるかといった部分だけに注力することが出来るのです。
日本での運用開始は、まだ発表されていませんが注目のサービスです。
[アクトゼロ/黒沼(@torukuronuma)]