こんにちは。アクトゼロの田中です。
動画広告を出稿しようと思った際、まず思いつく出稿場所はYouTubeではないでしょうか?
しかし、昨年から注目を浴びる「Facebook動画広告」にも目を向けてみませんか?
ということで、今回のテーマは『動画広告はYouTubeとFacebookどちらに出稿すべきか?』です。
視聴者数はYouTube
視聴者数はGoogle管轄のYouTubeが圧倒的に多い状況です。
アカウントが無くても視聴できるYouTubeでは正確な視聴者数を把握出来づらいのですが、日本国内でも5,000万人を超えると言われています。
(日本の動画サイト利用動向より)
対するFacebookでは2,400万人ほどですので、視聴者数という観点では、YouTubeが2倍の差をつけて勝利という形です。
Facebookの強み
Facebookは登録されている年齢や性別、居住地などの情報の正確性が高いという特徴があります。この正確な情報を利用して、バナー広告でも同様に細かいターゲティングが可能になります。
比較してYouTubeでは配信システムとしてGoogle Adwordsが利用されていますので、年齢や性別、興味関心カテゴリなどで絞り込むことができます。これらはCookie情報に基づいた絞り込みなので、正確性という観点ではFacebookに軍配が上がります。
再生回数を増やしたい場合
再生回数が増えるということは、広告の目的を達成したと言っても過言ではないかもしれません。認知拡大施策としては、「再生回数◯◯万回!」などは箔がつきますね。
では、「再生回数は視聴者数が多いYouTubeなのでは?」と思うはずです。しかし現在のところ、Facebook動画広告の方が再生回数は大きくなる傾向があるのです。
その理由とは、【再生のカウント方法】です。
動画広告 | 視聴1回のカウント方法 |
---|---|
YouTube | 30秒以上の視聴がされた時 |
再生後3秒経過 |
YouTube(TrueView広告)の場合、30秒以上の視聴で1回視聴とカウントされます。これに対し、Facebookの場合は3秒経過すれば1回視聴とカウントされますし、オートプレイと言ってタイムライン上で少しスクロールが止まっただけで自動的に再生され始めます。
つまり、Facebookは「自動的に再生」かつ「3秒すれば1回視聴カウント」となりますので、YouTubeより再生回数が稼げると思われます。
目的は再生回数?
もちろん、拡散のために再生回数を多く稼ぎたいという目的もあるでしょう。しかし実際の目的は、商品の購入やお問合せなのでは無いでしょうか?
YouTube広告はカード機能でCTA(コールトゥーアクション:動画視聴後にユーザーにとってもらいたい行動を誘導する機能)を設定できます。種類は「ウェブサイトへの流入」「資金調達」「YouTubeがサポートしているショッピングサイトの商品を紹介」「他の動画や再生リストの紹介」です。また、アノテーションではチャンネル登録やGoogle+への誘導も可能です。
一方で、Facebookの動画広告のCTAは「購入する」「予約する」「詳しくはこちら」「登録する」「ダウンロード」「他の動画を視聴」となっています。
どちらもCTA機能をがありますので、動画広告を視聴した後にユーザーにどのような行動をとって欲しいかを考え、適切なCTAを設定できます。
まとめ
動画と言えば、YouTube!と思っていた方も多かったのでは無いでしょうか?Facebook動画広告も用途を使い分けることにより、効果を最大にできると思います。
目的によって、使い分けるのが賢い方法かもしれませんね。
技術やサービスがどんどん進化する世の中ですので、色々な広告が出てくるかと思います。きっと動画広告も、今回取り上げた2強だけではなくなると思います。
実施する動画広告の目的をはっきり見据え、最適な出稿先を選んでください。
アクトゼロ田中