こんにちは、小林です。
9月に入りましたね…今年も残すところあと4ヶ月しかありません。
この8ヶ月を振り返ると、何もしていないわけではないのですが、何もしてない!と焦りが出てきました。
一寸の光陰軽んずべからず。無駄な時間を過ごさぬようにしていきたいものです。
さて今回は、Photoshopを使った、よく映画のタイトル等で見かけるライティングエフェクトの作り方をご紹介します。
(Photoshop CC2014で作成していますが、下位バージョンでも問題ありません)
まず完成形はこちら。
この横一閃の光とか、SF映画でよく見かけますよね?以外に簡単に作れます。
STEP:1
ベースとなる背景を作ります。
①幅1280px × 高さ950pxのキャンバスを作成
②新規レイヤーを作成し、何色でもいいので塗りつぶしたら、レイヤーをダブルクリック。レイヤースタイルのダイアログが出ます。
③グラデーションオーバーレイを設定します。スタイルを[円形]にして、グラデーションを下記のように[#06276b]、[#000e2b]のカラーにします。
※キャンバスの内側が明るくなるようにします。
STEP:2
ライティングエフェクトを作っていきます。
①新規レイヤーを作成し、黒(#000000)で塗りつぶします。
②そのレイヤーを選択したまま、上部にある[フィルター]メニューから、[描画]→[逆光]を選択し、ダイアログが出るので、[明るさ:100%][レンズの種類:105mm]にして、ドラッグで光の位置を真ん中に調整してOKをクリックします。
③次に、上部にある[フィルター]から、[ぼかし]→[ぼかし(ガウス)]を選択し、ダイアログが出るので、半径を30pixelに設定します。
④このレイヤーの描画モードを、[通常]→[覆い焼きカラー]に変更します。するとガラッと見た目が変わります。
STEP:3
同じ要領で光を足していきます。
①一番上に新規レイヤーを作成し、黒(#000000)で塗りつぶし、[逆光]のダイアログを開いたら、今度は[レンズの種類:50-300mmズーム]にします。
②描画モードを[覆い焼きカラー]にして、[ぼかし(ガウス)]を20pixelかけます。
※球の真ん中の白の面積が大きめのほうが良いです。ぼかし30pixelだと白の面積が小さくなります。
だいぶ光ってきました。
STEP:4
横の光を加えていきます。
①長方形ツール(ショートカット:U)で高さ10pixelほどの白(#ffffff)の長方形を作ります。(横幅はキャンバスいっぱい)
②このレイヤーをフォルダーに入れます。長方形のレイヤーを選択した状態で、Ctrl + G を押すとフォルダーに入ります。そしてこのフォルダーを選択した状態で、描画モードを[覆い焼きカラー]にします。
※長方形のレイヤーではなく、フォルダー単位で描画モードを[覆い焼きカラー]にします。ここ重要なポイントです。
③次はフォルダーではなく、フォルダー内の長方形のレイヤーを選択した状態で、[フィルター]→[ぼかし]→[ぼかし(ガウス)]をクリックします。
※この時、「処理を続行するためにはこのシェイプレイヤーをラスタライズする必要があります。シェイプをラスタライズしますか?」というダイアログが出ますのでOKをクリックします。
④プレビューを見ながら適度なぼかしを加えます。今回は5pixelにしました。
後ろの光の影響を受けた面白い効果が出ます。
STEP:5
いろんな光を加えていきます。
①円の光を加えます。上記で作成したフォルダー内に新規レイヤーを作成(今回は「brush」というレイヤー名)し、ブラシツール(ショートカット:B)に持ち替え、ソフト円ブラシ(硬さ:0%)で白(#fffffff)の円を加えます。
②上記の要領でレイヤーを作成しながら、横や縦、円の光を加えていきます。
縦の光は、縦のシェイプを作成して、[ぼかし(ガウス)]を加えた後、[ぼかし(移動)]で[角度:90°][距離:90]を加えると良い感じになります。
③少しフレアの効果もあるとより良いので、新規レイヤーを作成して(こちらも上記と同じフォルダー内に作成します)、ブラシツール(ショートカット:B)に持ち替えます。
そして上部の[ウィンドウ]→[ブラシ]をクリックするとブラシパネルが表示されます(ショートカット:F5)。デフォルトのソフト円ブラシを選択して、[直径:30pixel][硬さ:0%(デフォルトで0%になっていると思います)][間隔:70%]に設定します。
そしてキャンバス上で中心の円の近くで一度クリックして、次は左下の方で、Shiftキーを押しながらクリックします。すると連続して円が描かれます。
④このままだと少し明るすぎるので、[ぼかし(ガウス)]を4pixelほどかけて、レイヤーの不透明度を50%にします。
⑤細かい光も加えます。再び新規レイヤーを作成して、ブラシツール(B)で小さな点を描きます。そして[フィルター]→[ぼかし]→[ぼかし(放射線)]のダイアログで、[量:15][方法:ズーム][画質:高い]でOKをクリックします。
STEP:6
仕上げに入っていきます。
①新規レイヤーを一番上に作成し、中心から左上と左下の箇所にソフト円ブラシで水色(#10caff)で着色します。その後、そのレイヤーの描画モードをハードライト、不透明度50%にします。
②さらに新規レイヤーを作成し、今度は右上あたりに紫(#e90ff7)で着色します。こちらも描画モードはハードライト、不透明度は60%にしました。
③色は何色でも良いので、楕円形ツールで適度な大きさの正円を作成し、[ぼかし(ガウス)]で10pxを設定します。
④そのレイヤーを[塗り:0%]にして、レイヤースタイルで[シャドウ(内側)]を下記のように設定します。
⑤この円を部分的に表示させます。まずAltキーを押しながら、レイヤーマスク追加ボタンをクリックするとキャンバスサイズいっぱいでマスクがかかった状態になり非表示になります。
⑥このレイヤーマスクを選択して、白(#ffffff)のソフト円ブラシで下記みたいになるように部分的にマスクを消していきます。
⑦これをもっとレンズフレアっぽくします。新規レイヤーを作成し、このレイヤーを、[描画モード:覆い焼きカラー]にしたフォルダに入れて、白(#ffffff)のソフト円ブラシで光を重ねます。
下記の場合、左側の光は不透明度:58%、右側の光は不透明度:88%です。
⑧これまでに作成したレイヤーを結合して、新規レイヤーとして重ねます(ショートカット:Ctrlキー+Altキー+Shiftキー+E)。そのレイヤーの描画モードをスクリーンにして不透明度を50%にします。
⑨フィルターでカラーを調整します。一番上に新規調整レイヤーで、[レンズフィルター]を選択し、カスタムで色を紫青(#8707d8)にし、適用量を81%にします。
⑪新規塗りつぶしで、グラデーションを作成し、下記のように設定します。
⑫このレイヤーを選択している状態で、[フィルター]→[フィルターギャラリー]→[スケッチ]→[ハーフトーンパターン]で、サイズ:1、 コントラスト:30, パターン:線に設定します。
⑬このレイヤーの描画モードをソフトライト、不透明度を20%にします。あとは文字を載せれば完成です!
いかがでしたでしょうか?
慣れれば応用が効く内容かと思いますので是非お試し下さい!
参考URL:http://www.digitalartsonline.co.uk/tutorials/photoshop/lens-flare-reborn/