みなさん、こんにちは。アクトゼロのプランナーズブログ、木曜日は山田がお届けします。
昨日から話題の中心と言えば、新しく発表されたiPhone6です。デザインが大きく変わったり、サイズが2種類になったり、様々な話題を独り占めしているのですが、 少々地味ながら、見逃せない特徴もあります。そんな特徴をご紹介しつつ、動画のコミュニケーションが盛り上がってきていることが分かる、Facebookの動画にまつわる情報もお伝えします。
iPhone6 – カメラ機能の強化
今回のiPhone6の製品特徴の中で、地味ながら注目すべきだと考えているのが、カメラの性能がアップした点です。
これまでもiPhoneのカメラが特段酷かったというわけでないのですが、今回は写真を撮ることや、動画を撮ることにしっかりと向き合ったアップデートになっているのではないかと思っています。
まず、多くの人がカメラを使う際に陥ってしまうのが、撮影した時にはキレイに撮れたつもりでも、後で見てみるとブレてしまっている…というケース。
”iPhone6 plus”にはそういった手振れを防止するための、光学式の手振れ補正が搭載されています。
光学式の手振れ補正は、レンズを機械的に制御してブレを修正するもので、電子的な処理よりも、さらにブレを押さえてきれいに撮影することができます。手に持って撮影することが多いiPhoneにとって、格段に安定した動画を撮れるようになります。
また、露出の補正が標準で装備されるなど、作品のクオリティを高める機能が備わっています。これは写真撮影時に限った機能ではありますが、手動で露出を補正できるようになることで、表現の幅が一気に広がります。
そして、何より、撮影できる動画のパターンが増えたことが、友達や家族と動画を共有する際の大きなモチベーションに繋がるのではないかと思っています。その撮影パターンのひとつとして、特に強調されているのが「タイムラプス」動画です。先日「Hyperlapse」というアプリをご紹介しましたが、このようなアプリを使わずとも、iPhone6では標準の機能としてタイムラプス撮影ができるようになっているのです。
複数のアプリ使わなくても、標準の機能で、動画を撮影して、それを共有するという一連のアクションがiPhone一台で賄えてしまいます。
手軽に面白い表現の動画を撮影できるようになったことで、共有する楽しさが増し、動画でのコミュニケーションが寄り身近な存在になりそうです。
Facebook上での動画の存在感
そして、そういった動画の共有先として考えられるのがFacebookだったりするのですが、数日前、Facebookが動画にまつわるとある数字の発表を行っています。ニュース的には大きな話題とはなりませんでしたが、1日における動画の再生回数に関する内容で、その数が10億回を越えたというものでした。それも1日だけの数字ではなく、6月以降のデイリーでの平均が10億回を越えているという、継続的な傾向として示されています。
それに合わせてFacebookでは、タイムライン上に投稿された動画ごとにその再生回数を表示する機能を、アップデートで提供を開始するようです。
「いいね!」や「シェア」に加えて、新たな指標として“再生回数”が登場したことになります。こうしたことからも、動画というコンテンツの重要度が、以前より高まっていることをうかがい知ることができます。
また同時に、関連性の高い動画のレコメンド機能も実装されることがアナウンスされており、複数の動画を積極的に視聴させたいという意図も感じさせます。
これまでは、動画をシェアするという行為に敷居の高さを感じていた多くのユーザーにとって、高品質な動画を自分で撮影でき、簡単にシェアできるようになった現在、これまで以上に動画の存在感が高まっているように思います。
見るだけのコンテンツから、自らも発信するコンテンツへ、コミュニケーションとしての動画が新たなステージに入ったことを実感せずにはいられません。
アクトゼロ / 山田