みなさん、こんにちは。アクトゼロのプランナーズブログ、木曜日は山田がお届けします。
YouTubeを始めとしたWeb動画に取り組む企業が増えている昨今、個人的にYouTubeチャンネルをやっている場合と異なり、企業の担当者に求められるものの一つに効果測定が挙げられます。
例えば、ソーシャルメディアの企業利用が始まった際にも、同様に効果測定において頭を抱える担当者が続出していました。そんな担当者の強い味方だったのが、Facebookページの管理者に公開されている「インサイト」の存在でした。この「インサイト」は、現在のおいても継続的にアップデートされており、かなり詳細に効果を測ることができるようになっています。
ちょっと話が逸れてしまいましたが、YouTubeにおいても、利用するからにはその効果を把握しておきたいというのが、企業としては当然の流れなのではないでしょうか。
そういった面で、YouTubeチャンネルには、Googleのサービスらしく「アナリティクス」が装備されており、そこでは、YouTube上で大きな指標となる再生回数や、推定再生時間、閲覧したユーザーの属性を把握することが可能です。
データ項目も多く、必要十分な情報を収集することができるのは、さすがGoogleのサービスと言ったところでしょうか。
「Strike Social」
純正のアナリティクス以外は?という方のために、ひとつサービスをご紹介したいと思います。
そのサービスは「Strike Social」と言うもので、「YouTubeチャンネルのパフォーマンス測定サービス」といった触れ込みでリリースされたものです。
今のところ、無料で利用できるサービスで、YouTubeチャンネルを持っていれば誰でも登録することが可能です。
登録も簡単で、メールアドレス、名前、パスワードを入力するだけで完了し、利用を始めることができます。
その後、パフォーマンスを測定したいYouTubeチャンネルをコネクトする必要がありますので、「アカウント作成」して「チャンネル登録」する、という2つのフローを経て利用することができます。
「Strike Social」の特徴は、FacebookやTwitterといったソーシャルメディアとの連動性が高いという点です。
FacebookやTwitter上での動画の広がりを視覚化でき、例えば、Twiiterであればフォロワー数などから影響力が強いユーザーを特定する等、動画のエンゲージメントを把握することができます。
また、YouTube上のデータ、FacebookやTwitterのデータ(サービスの紹介では100以上)を総合的に分析して数値化する「Strike Score」と呼ばれる指標も特徴です。
そのスコアをデイリーで追いかけることができ、チャンネルのパフォーマンスを時系列で追うことができます。
Web担当者が把握しなければならない数値が急増
今回ご紹介した「Strike Social」は、今後有料の機能が追加される可能性が高いようですが、今のところ無料でその機能を利用することができます。
とはいえ、日本語に対応していないことから、利用のハードルが若干高いように思われますが、サービスに入ってみると、各機能は直感的に利用できるため、高度な英語力が必要というレベルではないと思われます。
今のところ、Web動画の効果測定方法については、さまざまな試行錯誤がされている状況と言えそうですが、時間と共に、評価基準などの標準化が進んでいくことが考えられます。
自社のサイトにソーシャルメディア、さらにWeb動画と、企業のWebマーケティング担当者が把握しなければならないデータは、より一層増えていくことは間違いなさそうです。
そうした複雑化するWeb戦略において、いかに必要な情報を整理し、次のアクションに活かしていくか、その効率化と客観的なデータ分析が必要になるのではないでしょうか。
アクトゼロ / 山田