Facebookで、とにかくファン数を増やしたい時に使える裏技

こんにちは、アクトゼロ黒沼です。暑い日が続きますね。

ソーシャルメディアインサイト今日は、Facebookページでとにかくファン数を増やしたい時に使える方法についてご紹介します。

最初にお断りしておくと、Facebookページはファン数が全てではありません。そもそも、ターゲット層が「マス」のB2Cの企業「MUJI・ユニクロ」と、ターゲット層が「ニッチ」な工業機器を扱うB2B企業が、同じ「ファン数」の土俵で戦えるわけがないのです。本当に意味のあるソーシャルメディア運営を行っていくのなら、いかにターゲットぴったりな層をファンにして、そのファンと良好なコミュニケーションを築いていけるかこそが重要なのです。

とはいえ、あなたがFacebookの担当者で、ファン数での結果だけを求められているのなら、とりあえずその数を増やす方法はあります。

もしファンを増やしたいFacebookページが、グローバル展開可能なものであれば、正攻法としてプロモーションに使える方法なので、素直にオススメします。
 

インドネシアのFacebookユーザーにちからを借りましょう

Checkfacebook – Indonesia

インドネシアは、Facebookユーザー数ランキングでアメリカに次ぐ2位の国です。2011/08/11現在でのユーザー数は、39,193,980人です。これはインドネシアのインターネットユーザーの90%以上の人口ということになります。ユーザーのおよそ80%のユーザーが、34歳以下の若年層に集中しているのが特徴です。何故こんなにユーザー数が多いのかについては、こちらの記事がとてもわかりやすいです。

なんでFacebookの普及率がインドネシアで異常に高いのか?(#Facebook #Indonesia) | A!@attrip 

日本のユーザーと違って、使いかたに特徴があるとすれば、とにかくアクティブなユーザーが多いということです。少しでも気に入る部分、新しい部分があると、 積極的に共有される文化があります。この層にFacebook広告を打つと、内容にかかわらずファンになってくれるのです。

「いくら内容にかかわらず」と言っても何でもいいわけじゃないでしょ?とお思いのあなたに例を示します。

弊社が通常日本のユーザー向けに行っているFacebook広告を、日本語のまま翻訳せずに、インドネシアの若い女性ユーザー向けに配信しました。円高なのも有利に働いて、かかったコストは¥2,540で、増えたファン数は126人です。一人のファン獲得に(ワンクリックじゃないですよ)ちょうど20円位ということになります。広告の内容に工夫のない状態でこの結果ですので、ちゃんと英語コンテンツを用意して、バナーの内容も英語で展開すればもっとCTRは増えるのです。(※インドネシアの公用語はインドネシア語ですが、幼児への英語教育のスコアは、英語を公用語としていないアジアの国々の中でトップで、観光客向けの商売も多いので、英語を使えるユーザーも相当数居ます。)

日本国内でファンを獲得するのに比べかなり低コストですが、更にコストを下げたいのであれば、一定数のインドネシアのファンを獲得したあとで、「Facebook広告」から「スポンサー記事」に切り替えることでより安価に展開できます。

 

まとめ

結論から言うと、ただインドネシアの若者に広告を出すだけで、安価でファンを増やすことは可能です。ですが、それでは出している側も、見ている方側とっても、あまり意味のないアクションなので、もし試されるんであれば、それを機に英語コンテンツを用意することをお勧めします。ウォール上で、英語のコミュニケーションが日常的に取れなくても、Facebookページでどんなことを発信しているかを伝えるページくらいは、英語で設けても損はない気がします。

Facebookは世界とつながっているプラットフォームです。海外のユーザーに向けて、情報を発信するきっかけになればと思います。