こんにちは黒沼です。ソーシャルメディアインサイト今日は、先週末に行われた京都祇園祭のUST中継が、結果的にどれだけの人にどういった体験をアクセスできたかについてのレポートを行います。
実際にどういう考えの元、どういったプロモーションを行ったかという部分は、前回のエントリーを読んでいただければと思います。
京都祇園祭 LIVE ON USTREAM Facebookページで、僕達が行っていること。<準備編> | ACTZERO – 株式会社アクトゼロ
繰り返しになりますが、今回の企画は一切「広告費」を使っていません。コンテンツの力と企画力のみで、どれだけの人を巻き込めるかという実験となっています。技術的なレポートなどは高寺の記事をぜひ御覧ください。
では、早速USTREAMから。
USTREAM中継
京都祇園祭LIVE ON USTREAM (USTREAMページ)
USTREAM中継では、総視聴者数「38,882人」を記録しました。番組ページがツイートされた数は3048人、番組ページをFacebook上で「いいね!」したユーザーは475人でした。 「宵々山・宵山・山鉾巡行」の3日間で集められる人間としては、なかなかの数字だと思います。この数字には、初日にUSTREAMのTOPで、バナーとして取り上げられたことが大きく影響しています。USTREAM ASIAに今回の中継について番組内容を事前に紹介したところ、企画意図にご賛同いただけた結果、バナー掲載の許可をいただけたという経緯でした。必ず認められるわけではないですが、公共性や時事性の高いコンテンツを配信するのであれば、こういった根回しが奏功する場合もあるのです。
京都祇園祭 (Kyoto Gion Matsuri) LIVE ON USTREAM Facebookページ
前回の記事の最後の時点で、ファン数は273人でしたが、最終的なファン数は658人(2011/07/25現在)となりました。Facebook広告は一切使っていません。
祭りの期間中は、USTEAMの開始や終了のお知らせのほかに、今回のメインキャスターである「高寺・山田」による、写真投稿を行いました。写真投稿では、個人の目線で今の京都の街がどういう状況になっているかを伝え、Facebook上の京都好きのユーザーをどれだけ取り込めるかに注力しました。ユーザーから受け取ったコメントには、必ずレスを個人名付きで返信することで、ユーザーと送り手の距離を近づけることを目論みました。じっさいUSTREAM上では、「でらさん!」「やまさん!」と声をかけられる場面も多く、かなり、ユーザーに近い空気感は演出できたと考えています。
祭り終了後、来年の祇園祭まで更新行わないことをお知らせし、来年までファンの継続をお願いしました。結果終了後もファンの減少は起こっていません。
京都祇園祭 (Kyoto Gion Matsuri) LIVE ON USTREAM Twitter
Twitterでは、スタート時点で270人強ユーザーが居ましたが、USTREAM最終日に320人に至りました。今回の企画でのTwitter利用は、あくまでUSTREAM拡散要員としての利用でしたので、フォロワー微増は想定内です。
まとめ
どれだけユーザーにプロモーションできたかという部分では、合格点を出せたと考えています。
昨年全くプロモーションを行わずに同様のUSTREAM中継を行った結果は総視聴者数3,000人でしたが、今年はその13倍近い38,800人の視聴者数となりました。さらに、Facebook上には700人近いファンを獲得できたので、来年はもっと展開が楽になるはずです。
見たユーザーに何を伝えられたかに関しては、以下のTwittraqのスクリーンショットを持って答えとします。祇園祭の魅力は存分に伝えられたのではないかと自負しています。:)
ソーシャルメディアインサイト次回からは通常内容に戻ります。引き続きよろしくお願いします。