リスティング広告を入稿する際に、エディターを使って入稿するのはよく行う入稿方法ではないでしょうか。しかし、結構時間がかかってしまったり、いくつもエラーが発生してまた入稿し直したりと大変ですよね。そんな時に「csvデータ」で入稿データを作成して入稿すると、時間短縮にもなりいくつものエラーにもすぐ対応できるようになります。
手順
手順はとっても簡単です。必要な項目に必要なデータを入力し、エディターにインポートするだけです。しかし、すべてをcsvデータで作成するのではなく、エディターで直接設定する項目と使い分けるとより便利です。実際に使用していて1番楽な方法は、「広告グループ」「キーワード」「広告文」はcsvデータで作成し、それ以外の項目はエディターで直接入稿するのが簡単で早いです。
csvデータへのデータ入力項目
では、GoogleとYahooそれぞれの入力項目をみていきましょう。
【Google】
Googleのcsvデータは、ヘッダーの項目はすべて英語です。また、「Criterion Type」と「Status」に入力するのも英語になります。
広告グループ→Campaign/Ad Group/Max CPC/Status
キーワード→Campaign/Ad Group/Max CPC/Keyword/Criterion Type/Status
広告文(拡張テキスト)→Campaign/Ad Group/Headline 1/Headline 2/Description/Final URL/Status
▼Criterion Type(キーワードのマッチタイプ)
Exact(完全一致)
Phrase(フレーズ一致)
Broad(部分一致)
▼Status(有効・一時停止・削除)
Active(有効)
Paused(一時停止)
Deleted(削除)
事前に、エクセルで「広告グループ」「キーワード」「広告文」とシートを分けて、入力項目のヘッダーを作成した入稿フォーマットを用意しておくと便利です。
【Yahoo】
Yahooは、Googleのように必要項目だけヘッダーを残すことはできませんので、キャンペーンエディターでデータをエクスポート際に入力されているヘッダーは、全て残したままデータを入力してください。
広告グループ→キャンペーン/広告グループ/コンポーネント/配信設定/入札価格/入札方法
キーワード→キャンペーン/広告グループ/コンポーネント/配信設定/マッチタイプ/キーワード/入札価格
広告文(拡張テキスト)→キャンペーン/広告グループ/コンポーネント/配信設定/広告名/広告タイプ/タイトル1/タイトル2/説明文/表示URL/最終リンク先URL
▼コンポーネント(何のデータかを入力)
広告グループ
キーワード
広告文
▼配信設定
オン
オフ
削除
▼入札方法
キャンペーンの入札方法に従う
手動
検索結果ページの目標掲載位置
広告費用対効果の目標値
クリック数の最大化
コンバージョン数の最大化
コンバージョン単価の目標値
▼広告タイプ
テキスト(15-15・40)
エディターへのエクスポート方法
csvデータを作成したら、次はエディターへエクスポートします。
【Google】
Googleは、エクスポートするよりも作成したデータをコピーして貼り付けるのが簡単です。
①作成したcsvデータを、ヘッダーからすべて選択しコピー
②コピーしたデータを貼り付け(例:広告グループの場合)
左下の「管理」の広告グループをクリック
↓
複数の変更
↓
「対象:データにキャンペーンや広告グループの列が含まれる」にチェック
↓
クリップボードから貼り付け
↓
処理
↓
承認
↓
送信
処理した際に、エラーのものは表示され送信してもエラーのものだけは、管理画面に反映されません。
【Yahoo】
Yahooは作成したcsvデータを保存して、キャンペーンエディターでインポートします。
インポート
↓
ファイルを選択
↓
プレビュー
↓
データのインポート
↓
実行
↓
データのアップロード
実行した際に、Googleと同様にエラーのものは表示されます。
また、Googleで入稿した後、エディターからデータをエクスポートしたcsvデータをYahooのcsvデータに一括変換してくれるツールもあるので、このツールを使用するとさらに入稿スピードが早くなります。
csvデータを作成できるようになると・・・
最初、csvデータを作成するのに慣れるまでは、データの作成に時間がかかってしまったり、何度もエラーでアップロードできなかったりと、場合によっては今までの入稿より時間がかかってしまうかもしれません。
しかし、csvデータを作成して入稿できるようになると、特にリスティング広告の入稿スピードが早くなるのが1番の利点ですが、他にも計測ツールなどでもcsvデータで一括入稿できるようになっているのでそれぞれの入力項目さえ分かれば、広告の入稿だけではなく計測ツールでの設定もスピードアップします。
また、csvデータを作成する際に、ショートカットキーを使用するようにすると、Excel操作も早くなります!
最初は大変かもしれませんが、私はcsvデータを使った入稿をする前と後では、約30分程入稿スピードがアップしました。入稿スピードがアップすると、分析や改善に時間をかけれるようになります。また、改善による追加での入稿の際でも、この入稿方法は活用できますので、是非みなさんもGoogleの「AdWordsエディター」とYahooの「キャンペーンエディター」で入稿する際は、csvデータを作成して入稿してみてください!