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「あなただけに・・・」って言われるとグッとくる

こんにちは。アクトゼロの田中です。
早速ですが、『限定』という言葉に弱いですか?

私は意外と、そうでもない方です。
というのも、あまり欲しい物が限定品になっていることが少ないという方が正解かもしれません。
そうなのです。いくら『本日限定ですよー!』と大きく宣伝しても、それがその人の欲しい物でないと購入してもらえないのです。

 

喉が渇いた人に水を売る

喉が渇いた人に水を売る砂漠の真ん中でカラカラの人に、「水のペットボトルが1,000円ですよ!」と売り込んだら、きっと購入してくれることでしょう。
これなら売上UP間違いなしです。

でも、砂漠にいる人を見つけるのが大変です。しかも、砂漠に行く人はきっとある程度の水分を事前に持って旅に出ているはずなので、よりターゲットを見つけるのは大変ですね。

このように、ピンポイントでターゲットを見つけることができれば、売上はUPします。

 

セミオーダーメイドと井戸端会議

前述したように、ピンポイントのターゲティングはとても難しい物があります。
もちろん、技術が進歩すればターゲットの喉が乾いているか?を判断して、水の広告を出す、のようなことが可能になるかもしれませんが、今現在はそこまで至っていません。

そこで必要になるものが、セミオーダーメイドのようなものです。
ターゲットの性別、年齢、趣味、嗜好などがわかれば、比較的小さなカテゴリに絞ることができます。
そのカテゴリだけに広告を表示してみたらどうでしょう?
きっとターゲットを絞りこまない広告より効果が高いはずです。

そこで、ターゲットは商品に興味を持ちます。そして、その商品の価格が高ければ高いほど、情報収集を熱心に行うことでしょう。

井戸端会議のマダム達に、全く興味のなさそうなネタを放り込んでも、残念ながら相手にされません。
つまり、井戸端会議にもターゲットの絞り込みが必要なのです。

しかし、井戸端会議は様々な話題があるでしょう。それは、販売側だけではどうすることもできないほど膨大です。
そこで登場するのが、消費者自身です。

CGCまたはCGM(※)などと呼ばれる、消費者自信が内容を生成していくメディアは、今や双方向でパーソナライズされています。
(※)Consumer Generated Contents(Media):消費者生成コンテンツ(メディア)

ソーシャルメディア、口コミサイト、Q&Aコミュニティ、ブログなどなど、様々なCGCが溢れています。
先に述べたように、高額な商品であればあるほど、このCGCへ消費者を誘導する必要があるのかもしれません。

 

援護射撃の重要さ

喉が渇いた方に、ピンポイントで水を売る喉が渇いた方に、ピンポイントで水を売るのが、売上UPの1番の方法です。
しかし、まだ技術が発展していない部分があり、それは難しい状況です。

ある程度のカテゴリ分けをすることで、ターゲティングの精度を上げることが重要です。
そして、消費者自身の力を使って、後押しをしてもらうことで、売上UPが目指せるかと思います。

「買うかどうか迷っている」というQ&Aコミュニティの投稿を良く見かけます。第三者に後押しをして欲しい、という状況もあるのです。
このような場合、販売側からの助言では、大きく意味が異なってしまいます。

もちろん、マイナスに運ぶこともあるでしょうが、販売側は購入に至らなかった原因の気づきにもなりますので、結果的にプラスです。
悪い口コミが発生することを恐れているだけでは、パーソナライズ化の波に乗ることができません。

CGCを上手く利用することで、よりパーソナライズされた顧客体験ができ、それが売上UPに繋がることかと思います。

アクトゼロ田中