リスティング広告の効果を倍増させる魔法の方法

こんにちは。アクトゼロ田中です。

何度かリスティング広告に関する記事を記載してきましたが、効果を上げる方法がイチバン気になるところですよね?
― 実際にリスティング広告を運用しているけれど、クリック単価が高い・・・。
― 無駄なクリックが多いのか、コンバージョン率が上がらない・・・。
そんな悩みを解決する魔法の方法をご紹介します。

リスティングはキーワードが命

当たり前のことですが、リスティング広告は検索キーワードに沿って出稿される広告ですので、キーワードが重要なのはおわかりかと思います。
しかし、そのキーワードの設定方法には奥深いものがあるのをご存知ですか?
キーワードの設定方法で、クリック単価を下げることができたり、コンバージョン率を上げることができるのです。

大きく分けて、2つの魔法があります。

1. キーワードの選定をより精度の高いものにする
2. キーワードのマッチタイプを設定する

これらを解説していきましょう。

 

1. キーワードの選定をより精度の高いものにする

これはかなり難しいことなのですが、ポイントを3つご紹介します。

キーワードの選定をより精度の高いものにする

まず1つ目が、想像することです。告知したい商品はどうやったらお客様に買っていただけるだろう?どんなキーワードで検索するかな?ということを考えることです。

そして、2つ目が、キーワードプランナーを利用することです。Google Adwordsのアカウントを持っていれば誰でも利用できる無料のオプションツールです。検索のデータベースから、商品のキーワードとなるものを入力すると、付随するキーワードを選んでくれますので、とても便利です。

最後に3つ目が、キーワードを改修していくことです。運用していて、効果が薄いキーワードが出てくるはずです。そのキーワードを停止にして、効果が高いものを広げていく、など運用を開始した後にも、調整をしましょう、ということです。

上記だけだと、わかりにくいかと思いますので、例を挙げてご紹介します。

女性用ハイヒール

【宣伝したいもの:女性用ハイヒール】
最初に行うことが、『想像』です。この商品を買いたい人の気持ちになってみましょう。
「ハイヒール きれい」「23.5cm パンプス」などと検索するのではないでしょうか?
このように、買いたい人の気持ちになることが、キーワード選定の近道です。

次に、キーワードプランナーですが、Google Adwordsで「女性用ハイヒール」と入力すると、候補をいくつか抽出してくれます。

Google Adwordsキーワードプランナー

これで運用を開始したら、調整をかけていく、という形です。

 

2. キーワードのマッチタイプを設定する

次に、キーワードのマッチタイプに関してご紹介します。
まずマッチタイプとは何でしょう?

キーワードのマッチタイプは、どのような検索語句で広告が掲載されるかを決めるための設定です。たとえば、部分一致を指定して広範囲のユーザーに広告を表示することも、完全一致を指定して広告の表示機会を絞り込むこともできます。

つまり、完全に「女性用ハイヒール」というキーワードの完全一致で送客するのか、「女性用ハイヒール 23.5cm」と他のキーワードも入っているものでも送客するのか、というのを細かく調整できる、ということです。

この設定を行うことによって、より精度の高い送客ができるようになるため、リスティング広告の効果が倍増することでしょう。もちろん、すでに設定している場合は倍増しませんので、あしからず。

マッチタイプには5種類ありますので、ここでご紹介します。

  • 部分一致
  • 絞り込み部分一致
  • フレーズ一致
  • 完全一致
  • 除外キーワード

マッチタイプ5種類

 

部分一致

【入力方法】そのまま
【設定キーワード例】女性用 靴
【表示される検索テキスト】レディース シューズ

この入力方法の場合は、キーワードのゆれに関しても広告が出稿される、一番オーソドックスで守備範囲の広い設定方法です。
「女性用」はゆれの範囲なので「レディース」でも表示されるように、より多くのユーザーに告知できるほか、キーワード作成にかかる時間を節約するのにも役立ちます。
恐らく、現在運用されている方のほとんどが、この一部一致のみを設定されていると思います。しかし、これだと範囲が広すぎて広告予算を余分に消化してしまっている可能性もあります。適宜、下記のマッチタイプに変更することをおすすめします。

 

絞り込み部分一致

【入力方法】+キーワード
【設定キーワード例】+女性用 +靴
【表示される検索テキスト】女性のくt(誤字)

この入力方法の場合は、部分一致キーワード、またそれに似たキーワードが検索語句に含まれている場合にのみ広告を表示することができます。似たキーワードは、誤字、表記のゆれなどのことです。類義語や他の関連パターンは含まれません。

 

フレーズ一致

【入力方法】”キーワード”
【設定キーワード例】”女性用靴”
【表示される検索テキスト】女性用靴 サイズ

この入力方法の場合は、キーワードまたはキーワードに似たものの前後に他の語句が追加されて検索された場合でも広告が表示されます。フレーズ一致では、部分一致よりもターゲットを絞り込むことができます。

 

完全一致

【入力方法】[キーワード]
【設定キーワード例】[女性用靴]
【表示される検索テキスト】女性用靴

この入力方法の場合は、読んで字のごとく、完全一致していない限り広告が出稿されることはありません。キーワードの前後、途中に別のキーワードを入れても出稿されません。ただし、表記のゆれに関しては出稿されます。
この完全一致では、インプレッション数(表示回数)を稼ぐことはできづらいですが、クリック率が高くなる可能性を一番秘めています。

 

除外キーワード

【入力方法】-キーワード
【設定キーワード例】-女性
【表示される検索テキスト】靴 サイズ

この入力方法の場合も、読んで字のごとく、このキーワードで検索されたときは出稿されない、というものになります。
例えば、女性用靴の専門店であれば、男性用の靴は置いていないはずなので「男性」を除外キーワードにするべきです。この設定方法は、無駄なクリックを減らす一番の近道です。

 

まとめ

キーワードを検索されないことには、リスティング広告が表示されませんので、まずはキーワードを検索してもらう工夫が大切です。
Googleでは1日に約30億回、何らかの検索をされているそうです。ということは、きっとあなたがビジネスをしたい商品の関連キーワードも1日に何回も検索されていることでしょう。
その検索キーワードは何なのか?まずは宣伝したい商品に関して想像してみてください。そこから想像を膨らませると、マッチタイプはどれが適切なのかがわかってくるはずです。
そして、運用の手を止めず、PDCAを回していくことが大切です。

アクトゼロ田中

関連サービス
広告運用