ITニュース Instagram LINE Twitter

【LINEがFacebook&Twitterに仲間意識?】新年度におさえておくべき主要ITトピックスまとめ

いよいよ4月に突入し、街には新入社員と思しきフレッシュなスーツ姿のみなさんが多くなり、春の訪れを実感しています。
バタバタしがちな新年度、ウィークリーで取り上げたトピックスも含め、先月のITニュースをざっと振り返るまとめをお送りします。

LINE – 通信事業に参入

001
最近話題のMVNOにLINEが参入することが発表されました。3月24日に行われた「LINE CONFERENCE TOKYO 2016」にて、今年の夏にスタートすることがアナウンスされました。最も注目されているのが、月額500円~という金額の安さで、具体的にどれくらいの通信量や通信速度で利用できるのは分からないものの、金額のインパクトは中々のものです。夏のサービス開始に向けて、これから詳細な情報が出てくるはずですので、それによって、本当に安いのか否かが明らかになるものと考えられます。

また、料金以外で最も気になるポイントと言えそうなのが、LINE利用時の通信料が無料となる点。さらに、FacebookやTwitterといったある意味競合のSNSの通信料までも無料にするプランの提供も予定されているようです。このあたり、同じコミュニケーションサービスという仲間意識の表れなのか、いずれにせよ、ユーザーにとって非常に魅力的な通信サービスとなるのではないかと予想されます。

Periscope – 1年で2億ストリーミング突破

002動画ストリーミングサービス「Periscope」が、過去1年でのライブストリームの数が“2億”を越えたと発表しました。ライブストリーミングサービスのニーズの高まりを表す特徴的なニュースかもしれません。ちなみに、PeriscopeはTwitter社がスマートフォン向けに提供しているサービスになります。

動画ストリーミングの分野では、以前からUstreamやYouTubeライブ、最近ではFacebookが対応を発表しているなど、注目度が高まっているジャンルとなっています。日本ではまだまだ盛り上がっている状況とは言い難いのですが、徐々に市民権を獲得していく可能性もあるため、このあたりのサービスの動向は常にキャッチアップしておきたいところです。

Instagram – 投稿できる動画の長さを60秒まで拡大

003Instagramに投稿できる動画の長さが、これまでの15秒から大きく拡大し最大60秒になります。まずは一部のユーザーから対応を始め、順次拡大していくとオフィシャルにアナウンスされています。
上記のPeriscopeもそうですが、コンテンツとしての動画の存在感が高まる中で、Instagramも動画をより重要視するようなったと捉えることが出来そうです。とはいえ、動画であればなんでもOKというわけではなく、しっかりとInstagramというサービスが持つ世界観に沿ったコンテンツを準備することが必要です。

Google – 検索結果にソーシャルカード

004米Googleが検索結果画面の上部に新たに“ソーシャルカード”を表示するテストを開始したことが報じられました。 “ソーシャルカード”とは、検索キーワードのブランドや著名人に関連する情報の中から、ソーシャルメディア上に投稿されたコメントや画像を抽出し、掲載するという新しいフォーマットとなるようです。また、フォローしていないアカウントの投稿も表示されるようで、新たな集客の方法としも注目されます。

これまでの検索エンジン対策(SEO)というと、サイトの構造やHTMLの記述方法など、テクニカルな側面が強かったわけです。しかし、このソーシャルカードの登場によって、検索エンジンでも対策でも、ソーシャルメディア上の話題数といったような、新たな視点が生まれてくることになります。これまでは個別に考えていたものも、複合的に考えていかなければならない状況となりそうです。

Twitter – タイムラインの表示アルゴリズムが変更に

005
かねてから話題になっていたTwitterのタイムライン表示のアルゴリズムが変更になりました。これまでの時系列でのツイート表示から、そのユーザーにとって重要だと思われるツイートが優先的に表示されるようになります。

重要な新着ツイートはタイムラインのトップに表示されます。重要なツイートは、過去に返信、リツイート、いいねなどで反応したツイートやそのアカウントを考慮して選ばれます。この機能をオフにする方法については、こちらをご覧ください。この機能をオフにすると、すべてのツイートが新しい順でタイムラインに表示されます。

もちろんオフにして、これまでのタイムラインと同じ表示方法にすることもできますが、ただ単にスピード勝負のツイートをするのではなく、エンゲージメントを意識したものが求められることになります。

4月も頑張っていきましょう!