こんにちは。アクトゼロ田中です。
リスティング広告を自社で運用されている方は非常に多いと思います。簡単に始められるリスティング広告ですが、細かな設定ができるのはご存知でしょうか?
この設定を行うだけで、一歩進んだ運用ができるはずです。
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広告のターゲット地域の設定
例えば、神楽坂のお花屋さんがリスティング広告を出稿したとします。そのお店はECショップをやっているわけではありません。
そんな時、札幌でこの広告を見ても、あまり意味がありませんよね?
そんな地域密着型のビジネスを展開されている方には絶対に設定した方が良い『ターゲット地域』の設定です。
また、「ウチのビジネスは全国展開だから!」という方も、必ずチェックしてください。なぜかと言うと、「国」の設定もあるからなのです。
お店の名前がローマ字の方、要注意です。もしかすると外国でリスティング広告が表示されてしまっているかもしれません。
なぜターゲティングが必要なのか?
先に述べたように、札幌で神楽坂のお花屋さんのリスティング広告を見てもあまり意味がありません。リスティング広告はクリック単価制と言って、クリックされないと費用が発生しません。
そのため、「じゃあ、ブランディングのために表示しておいた方がいいじゃないか!」という考えになるかと思います。
その答えは『NO』です。
簡単に言ってしまうと、Google Adwordsではクリック率が良い物の方が、有利に働きます。
そのため、表示回数が無駄に多いとクリック率が下がるので、広告全体に悪影響、ということになります。
これらの理由から、可能なかぎりのターゲティングを行うことが必要になってきます。
ターゲット地域の設定方法
1. Google Adwordsにログインします。
2. [キャンペーン] タブをクリックします。
3. 編集するキャンペーンの名前をクリックします。
4. [設定] タブをクリックします。
5. 地域の横にある [編集] をクリックします。
6. ターゲットの場所を検索します。
7. [追加]をクリックします。
8. [保存]をクリックして終了です。
特定の地域を除外することも可能ですので、運用しているアカウントに適切な地域ターゲティングをぜひ活用してみてください。
さらに一歩進んだターゲット方法
例えば、デリバリーのピザ屋さんだと、配達できる地域が「店舗から◯km以内」などもあるかと思います。このように、特定の地点を中心とした範囲をターゲットにすることも可能です。
その場合は、[設定]タブから地域の横にある[編集] をクリックして、[検索オプション] をクリックしてください。そこから[半径を指定] をクリックすると設定ができます。
言語ターゲティング
同じように、言語でのターゲティングも可能です。
ここは日本なので基本的には言語は日本語でしょう。地域ターゲティングと同じ設定方法で言語もターゲティング設定しておきましょう。
時間帯ターゲティング
BtoBの場合、リスティング広告のクリックは会社が動いている時間帯、つまり平日9時から遅くても20時くらいにクリックが集まっているのではないでしょうか?
時間帯でもターゲティングが可能なのです。
しかも、時間に関して言えば、「午前中は単価を上げて、午後は下げる」などの微調整も可能です。
このターゲティング方法では注意が必要です。
【注意】時間帯ターゲティングを設定する前に
「なんだ!じゃあウチはBtoBだから、土日は広告表示をバッサリ切ってしまおう!」
ちょっと待ってください!!
実際に運用している実績がすでにある場合、その実績をきちんと見てから判断することを忘れないで下さい。
[広告グループ]タブなどから、[分割]をクリックし、[時間]を表示させます。すると、どの時間帯にコンバージョンしているかがわかりますので、その実績値を見てから広告スケジュールを判断してくださいね。
時間帯ターゲティングの設定方法
1. [設定] タブを開きます。
2. [広告のスケジュール] をクリックします。(「すべての機能」を選択したキャンペーンでのみ利用可)。
3. [+広告のスケジュール] ボタンをクリックします。
4. 曜日や時間帯を選択します。※
5. [保存] をクリックしたら完了です。
※ここでは、曜日や時間帯により、入札単価を+10%など調整することができます。
まとめ
リスティング広告もターゲティングを絞り込むことで、クリック率を最適化することができ、ひいては費用の削減にもつながります。
単純に見えるリスティング広告ですが、細かい設定を行うことで効果を高めることができます。しかし、その設定に正解はありません。もしかすると、時期により効果が高い時間帯があったりするかもしれません。そのような変化に対し、柔軟な運用をすることで、最適化を追い求めていくことが重要です。
日々、チェックとアクションの繰り返しですね。
アクトゼロ田中