BtoB企業のリスティング広告でコンバージョン単価を1/4にした方法とは

こんにちは!

今回はリスティング広告でコンバージョン単価を大幅に下げられるかもしれない?設定を、成功事例からご紹介します。
実際にこの設定で運用を行った結果、CPAが1/4まで削減できた企業様も。

単価を下げるために手を加える設定はたったひとつ

今回お伝えするリスティング広告の設定はたったひとつだけ。

スマートフォンデバイスでの表示をオフにするだけです。

設定方法:Google Adwords

[設定]タブ→[デバイス]タブ→[フルインターネットブラウザ搭載の携帯端末]の入力欄をクリック→プルダウンで[引き下げ率]を選択し、100%になるよう入力

002

設定方法:Yahooプロモーション広告

[キャンペーン設定情報]→ページ最下部[設定内容を編集]→[ターゲティング設定]の「スマートフォン入札価格調整率」で、プルダウンを「引き下げ率」に合わせ、100%になるよう入力

001

設定はこれで完了です。この状態では、スマートフォンからの検索画面に広告は一切表示されず、PC(及びタブレット)から閲覧するユーザーに限定して広告を配信することができます。

何故スマホを切ると単価が下がる?

この設定はtoBの場合に限り、かなりの額の節約と、CVRの向上につながる可能性があります。
主にお勧めするのは、“企業向け商材”を訴求する広告で、主にフォームに必要事項を入力し、資料請求や仮申し込みを行うことをコンバージョンとするケース。
業務で必要なツールやサービスの資料請求は業務中に行う確率が高く、沢山の情報を入力する必要のあるフォームを介するコンバージョンは、PCからの発生がその殆どを占めるという仮定のもと、実施します。

勿論、今PCを圧倒するインプレッションを獲得するスマートフォンをオフにするので、全体の表示回数はかなりの数落ち込みを見せます。
しかし、その一方でゴミクリックが大幅に削減されるため、無駄なコストを最小限に抑えた運用ができる=コンバージョン単価が下がることになります。
勿論、この施策の欠点もあります。

・スマホで認知させ、PCからコンバージョンさせる「コンバージョンアシスト」の可能性を失う
・インプレッションが落ち込むため、ブランディング認知の効果は落ちる
・スマホからのコンバージョンの機会損失

まずは、自社の一年間のコンバージョン実績を振り返ってみて、
・スマホからのコンバージョンは全体の何パーセントあるか?
・クリック消費はPCとスマホでどの程度の割合か?
を検証してみましょう。

6~7割のクリック消費がスマホで発生しているにもかかわらず、デバイス毎の獲得実績がPCに傾いている場合、その予算は“絶対にコンバージョンしない見当違いなユーザー”の低品質なクリックで無駄に消化されています。
思い切ってスマホへの出稿を一時的に中止してみると、思わぬ効果を生み出すかもしれませんよ。