こんにちは。アクトゼロ田中です。
ビックリしたニュースが舞い込んできました。GoogleがデスクトップPCの検索画面の右側にある広告枠を廃止しました。既に廃止されていました。
検索してみました
キャッシュの無いブラウザで行ってみると既に上図のように、右側広告が消えていました(2016年2月22日 9:30キャプチャ)。
通常、筆者が使用しているブラウザでは、同じ検索ワードでも右側広告が表示されていました(同時刻にキャプチャ)。
このキャッシュによる表示・非表示の違いがあるのかは今のところ不明ですが、他のキーワードで検索してみても、キャッシュの無いブラウザでは同じように、右側広告は既にありませんでした。米国時間での19日夕方時点で表示されなくなったようです。
例外
上図で紹介したような「PLA広告(商品リスト広告-Product Listing Ad)」は例外として右側に表示され続けます。
また、ナレッジ・パネルに関しては、現在調整中のようで、まだ定まっていない可能性もあるようです。
変更点
一方で、検索結果上部の広告枠に関しては、特定の広告に限り1つ増やすそうです。広告枠に関しては、以前の記事(広告がどこに表示されるのか?)でご紹介したように、検索結果の上から3つ目までが広告でしたが、1つ増えて4つになるということですね。
その特定の広告というのは下記です。
・保険
・転職
・キャッシング
・旅行
これらの需要の高い商業検索クエリに限るそうです。
なぜ右側広告が廃止されたのか?
「モバイルとデスクトップPCで、一貫した検索体験を提供する」ということが、狙いのようです。PCで広告がクリックされにくくなったからではありません。デバイスを問わず、一貫したものを、ということのようですね。それだけモバイル検索の需要が増えた、むしろ、そちらが標準になってきているのかもしれません。
統一したユーザーインターフェースを提供することで、ユーザーにも、管理者側にもメリットが有るということなのでしょう。
今後、リスティング広告はどうなっていくのでしょうか?
Googleはこのように大きな変化を遂げているようですが、それ以外のYahoo!やBingでは今のところ右側広告の廃止などのニュースは入ってきていません。
追随してくる可能性は高いのでは無いでしょうか。
リスティング広告に関しては、他広告とも比べてコンバージョン率が高いのが特徴です。その検索キーワードを能動的に検索しているのだから、ごもっとも、というところです。しかし、この右側広告の廃止により、「広告枠が減った」という事実があります。どの程度影響が出てくるのか、今現在はわかりませんが、確かにモバイルでの検索が多くなった以上、PCだけ右側があっても、と思います。
リスティング広告自体が廃止されてしまうことは無いと思われますが、その形態は変化を遂げることでしょう。その変化についていき、ビジネスに最適なものとして活用していく、ということを改めて感じさせられました。日々、勉強ですね。
こちらのニュースに関しては、続報を配信できるようチェックをしていきます。
アクトゼロ田中