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Pinterestブーム前に、既存サイトが今できる準備についてまとめ

Pinterestの国内ブームがそろそろ訪れようとしています。本格的なブームが到来する前に、今すでにある企業サイトをPinterest対応させておきたい担当者も多くいるかと思います。

Pinterest上で自社のサービス・商品を共有してもらうには?

Pinterest上で自社のサービス・商品の画像がユーザーによって共有されるまでには、大きく分けて2つの流れがあります。

  • Pinterest公式アカウントをフォローし、流れてくる画像を最共有(Repin)する。
  • Pinterest外部のサイト(公式サイトやECサイトなど)から画像を引っ張ってくる。

企業公式アカウントでPinterestアカウントをはじめるには、それなりの準備が必要ですが、自社のコンテンツが共有されやすいように既存サイトに変更を加えておくことは可能です。

今週日本で最も共有された画像のソースサイトTOP16

現状多くの画像が共有されているのは、検索サイト、ECサイト、まとめサイト、日本国内の画像共有SNS「Sumally」などです。

Pin itボタンを設置してみよう

ebay : 全商品詳細ページの右肩にPinitボタンが設置されています。

まず簡単にできることとして紹介したいのは、Webサイト用Pin itボタンの設置です。

米amazonとeBayの商品詳細ページには、facebookやtwitterと並んでPinterestへの共有を簡単にするボタン「Pin it」ボタンの設置が行われています。
http://japan.cnet.com/news/service/35016138/ 
このボタンを押せば、ユーザーはすぐにPinterestに投稿ができます。Facebookの「シェアボタン」や、Twitterの「ツイートするボタン」と同じ感覚ですね。
共有されることが、集客につながると見込まれて「Pin it」ボタンが採用されているのです。

したがって、まず簡単にできる「Pinit」ボタンの導入をおすすめします。

特殊な画像表示をやめよう

日本を代表するファッションECサイトのZOZOTOWNを例に説明しましょう。まさにPinterest上で共有されてもおかしくないような魅力的な商品画像であふれているわけですが、残念ながらZOZOTOWNからユーザーが画像をPinするのは簡単ではありません。

まず、「Pinit」ボタンですが、設置されていません。
次に、商品詳細サイトのURLから画像をピンしようとしても、正しく商品画像を指定できません。
そして、Pinitブックマークレットを使用してもメインの画像が候補の一覧に上がって来ません。

このポロをPinしたい!と思っても…

Pinitブックマークレットでは関連商品画像のみがピックアップされてしまいます。

URL指定でPinしようとしても、バナーが出てくるばかり。

 Pinterestで共有される形で商品画像が掲載されているかで、Pinterest上の拡散力は格段に変わるはずです。

まとめ

ソーシャルメディア上で自社のコンテンツの拡散を目指そうとするのなら、OGPタグの設置など、公式Webサイトをいかにソーシャル向きにしておくかも重要なポイントです。ソーシャルメディア上にアカウントを開設することだけが、ソーシャルメディア活用ではありませんよ!というお話でした。

photo by  DVIDSHUB