今さら聞けない!リスティング広告って何?

こんにちは。アクトゼロ田中です。

『リスティング広告』と聞いて、広告なのはわかったけど・・・と思っているアナタにお届けする、大好評の今さら聞けないシリーズです。

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リスティング広告とは

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでキーワードを検索した時に、その検索結果に連動して表示される広告の事です。つまり、「いちご」と検索した場合は、「いちご」というキーワードに関連した広告が表示されます。『広告?そんなもの見たことないなぁ』と思ったアナタ。実は見ているのです。20151027-2

左がGoogleの検索結果、右がYahoo!の検索結果です。どちらも赤枠内がリスティング広告です。『検索結果だと思っていた!』という方も結構いらっしゃるので、安心してください。

リスティング広告が表示されないものもあるけれど?

先ほど図でお伝えした通り、リスティング広告は検索したキーワードに連動して広告が表示されます。検索したキーワードがマイナーだった場合などは、広告主がおらずリスティング広告が表示されない場合があります。つまり、広告を出したい、と思っている広告主側にとってはライバルがいないキーワードを見つけたらラッキーというわけです。

リスティング広告とは主にGoogleとYahoo!

20151027-1検索エンジンといえば、主にGoogleかYahoo!ですね。検索エンジンのシェアは昨日(10/26)時点でYahoo!は66%、Googleは25%だそうです。日々変わっておりますので、参考までに。ただし、これらは業界・業種によって変わります。どういうことかと言うと、例えば金融業のサイトではYahoo!で検索する人が多いのに、IT系のサイトではGoogleが多い、などです。これらの理由により、リスティング広告を出稿しようとするサイトがGoogleとYahoo!どちらを選ぶか、両方なのか、費用の比率なども分析すると、より費用対効果が高くなるというわけです。ということで、まずはGoogle Analyticsなどで、どこからの集客が多いサイトなのか?ということを見極めるのが第一歩ということになります。

料金システム

実は、この料金システムは非常にややこしいのです。本編は「今さら聞けないシリーズ」でかなり初心者向けに作成しておりますので、ここでは簡単に解説させていただきます。

20151027-4・クリック課金
よく目にする駅の看板広告は、1か所で◯万円、という形でお値段が決まっています。しかし、リスティング広告は「クリックされたらお金を支払う」という方法です。つまり、検索して、広告が表示されただけでは費用が発生しないのです。しかも、「何回表示されたか(インプレッション数)」まで把握できるのです。

・入札
同じキーワードを他社も出している場合、入札制、つまりオークションになります。と言っても、無数にかつ常に検索されているキーワードの1つ1つを毎回オークションしているわけにはいきませんので、『上限クリック単価』を決めます。
例えば「いちご」というキーワードに、A社は「100円までなら払っていいかな」と思い設定します。一方B社は「200円までなら払えるぞ」と設定します。この場合、A社は表示されずB社の広告が表示されます。ただしこれは、広告枠が1つで、品質スコアが同一と仮定した場合です。(物理の問題の重力は存在しないと仮定する!のような、ありえない状況ですがあしからず。)

・順位を決めるのはお金だけではない
先ほどの入札の最後に記載してある「品質スコア(Yahoo!では品質インデックス)」というものがこの順位に関わってきます。品質スコアはキーワードによって表示された広告やランディングページの品質を各キーワードに対して数値で評価します。品質スコアが高いということは、広告やランディングページの関連性・利便性が高いということです。この品質スコアと入札単価を組み合わせることで、実際の検索結果に表示される順位が決まります。

リスティング広告を使うと効果的なのは?

既にキーワードを入力して検索しているユーザーに向けて広告を配信しているのだから、とても近い所にいるお客様を誘導できますよね。つまり、リスティング広告が最も効果を発揮するのは、コンバージョンに近いお客様の獲得です。確度が高いお客様の獲得、とも言えます。そもそも、リスティング広告を設定していても、そのキーワードで検索されなかったら広告が表示されませんので、色々と考えなければならないことがあるのがわかっていただけるかと思います。

最後に

私たちが普段頻繁に利用するインターネット検索には、たくさんの広告があり、競争があります。本編では、リスティング広告の本当に触りの部分のみをお話させていただきましたが、ここには深い深い知識が必要です。そして、日々変化し続ける検索機能や世の中の情勢にも影響しますので、常に新しい情報が必要になります。このような情報をまとめ、可能な限り発信していこうと思っています。ご要望がございましたら、次回はもう少し詳しいお話をさせていただければと思います。

アクトゼロ田中