企業担当者が知っておくべきInstagramの4つのポイント

こんにちは。アクトゼロのプランナーズブログ、木曜日は山田がお届けします。

昨年から定期的に話題にしているInstagramですが、ただ単に個人的に注目しているからというだけの理由ではなく、月間で3億人のアクティブユーザーというもはや無視できない存在になったからに他なりません。
詳細な年齢のインサイトなどは公開されていませんが、企業及び個人のInstagaramアカウントを眺めていると、比較的若いユーザーが多いようで、FacebookやTwitterとは異なる独自のカルチャーが生まれてきていると感じます。

そんなInstagramについて、これから利用開始しようと思っている企業の担当者の方へ、知っておくべきポイントを4つ、おさらいも兼ねてご紹介したいと思います。

1.何よりも写真が重要

当然と言えば当然なのですが、写真SNSとカテゴライズされるInstagramですから、写真が最も重要な要素となります。
ただ単に、商品をスタジオでキレイに撮りました…というのではなく、商品をどのように使ってほしいか、あるいは、ユーザーのライフスタイルに絡めるなど、商品を中心に据えた利用イメージを伝えることが大切になってきます。

starbucks

企業事例として良く取り上げられるスターバックスなんかは、そういったイメージの提案がとてもうまく、お手本とも言える写真が満載です。

 

コーヒーをただ単にきれいに撮影したというよりは、コーヒーのある様々なシーンが切り取られることで、スターバックスがただ単にコーヒーを提供するだけではなく、コーヒーのある時間を作っているというようなイメージを受け手側に抱かせブランドとのしての奥行きのようなものを与えることに成功しています。

sony

また、プロダクトそのものがフォトジェニックだとすると、そのディテールにとことんこだわった写真を投稿したり、過去のプロダクト写真を取り上げてブランドに関してのストーリー性を持たせたり、色々な手法が考えられます。
例えばSONYのように、最新のプロダクトと過去のプロダクトを織り交ぜて、全体としてとてもバランスの取れたよい雰囲気を作り上げているアカウントもあります。

 

Sonyさん(@sony)が投稿した写真

 

写真の見せ方や温度感など、Instagramが持つ独特のカルチャーの中でどのように見せていくかは、写真の力に大きくかかっています。

2.動画も公開できる

忘れている方も多いのではないかと思いますが、Instagramでは、写真だけではなく動画も投稿することができます。
同じような時期にVineが登場したため、いまいち盛り上がりに欠けているかもしれませんが、企業アカウントではそれなりに投稿されています。

ご存知のとおり、YouTubeのように長尺の動画はアップロードできず、15秒という時間制限の制限があるため、どんな動画でもいいというわけではありません。
15秒であれば、日本のCMなどで一般的な長さですので、何かを伝えるには十分な長さかもしれません。そもそもVineの6秒を体感してしまうと、結構長く感じてしまうかもしれないですね。

redbull

Instagramっぽい動画というと、レッドブルなんかは、とてもレッドブル“らしい”内容になっています。投稿本数もそこそこ多いのではないかと思います。

 

Red Bullさん(@redbull)が投稿した動画

 

3.アナリティクスツールは提供されていない

企業利用を考えると、毎月の効果検証作業は欠かせません。Facebookの企業利用が進んだ一つの要因として、インサイトが提供されていることで、効果検証がしやすかったことが挙げられます。エンゲージメントという言葉が生まれ、ソーシャルメディアの効果を測るひとつの指標として定着したのもFacebookによるところが大きいのではないでしょうか。

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Instagramも買収されたことでFacebookの一員となったわけですが、本家サービスとは異なりインサイトのような分析ツールは提供されていません。
あくまでも目視でカウントしていくか、あるいは有料のサービスを契約するか…。お金を掛けたくない方は、少し前にこのブログでもご紹介した「ICONSQUARE」をぜひ。無料でそれなりに使えるサービスとなっているのでお勧めです。詳しい使い方は、この記事をどうぞ。

4.Instagramと連携する仕組みを独自開発できる(API)

Instagramも他のWebサービスと同じように、第3者が開発できる仕組み(API)を提供しています。
これによって、ただ単にアカウントを運用するという使い方だけでなく、単発的な使い方、例えばキャンペーンやイベントとの連動等を行うことができます。

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実はこれ、とっても重要でInstagramのユーザーが増えているという事はすなわち、そのユーザー達をそのまま巻き込んでキャンペーンを打てるわけです。
わざわざキャンペーンのために参加者に何らかの登録を求めるというやり方が、最近では減ってきています。より手軽に参加できる、ソーシャルアカウントを使ったものに置き換わっているのですが、Instagramでもそれが可能なのです。どんなことができるのか、いくつかご紹介します。沢山のAPIが公開されていますので、あくまでもほんの一部です。

A:ユーザー情報を取得
アカウント情報を取得できるので、プレゼントの応募のようなキャンペーンへの参加が非常に簡単になります。
上で少し触れたのですが、わざわざ情報を入力しなくても、InstagramのIDとパスワードで手軽に参加できるようになります。

B:ハッシュタグの取得
特定のハッシュタグの付与されている投稿を取得し、一覧表示できます。
フォトコンテストなどを実施する際にハッシュタグだけで、参加できることになります。

C:位置情報を取得
投稿された場所の情報を取得できます。
マップと連動して地図上で一覧表示させたり、イベントと連動させたり、様々な演出を行えます。

 

以上、4つのポイントはもう知っているよ!という方も多いと思いますが、改めてまとめてみるととても使いやすく分かりやすいサービスであると思います。
FacebookやTwitterの影に隠れているような印象はありますが、もはや避けては通れない存在になりました。

継続的なアカウントの運用でなくても、単発のキャンペーンで使ってみるという手法もあります。
今年の春にちょっと試してみませんか?

アクトゼロ / 山田