航空券も買える!?Instagramをプロモーションに活用しよう

こんにちは。アクトゼロのプランナーズブログ、木曜日は山田がお届けします。

日本人って写真を撮るのが好きですよね。スマートフォンを手にしてからは、気軽に写真を撮れることに加え、そのままSNSでシェアできることから、写真を撮影する頻度が以前より高まっているように感じます。
そんな写真を共有するサービスとして、圧倒的な知名度を得ているはInstagramではないでしょうか。

001様々なエフェクトが装備されていて、手軽に“いい感じ”の写真に仕立て上げられることから、一気に広まったサービスです。
その後、Facebook社に買収されてからは、Facebookとの連携が強化され、撮った後に共有することも当たり前になりました。

ちなみに、UserLocalが公開しているInstagramアカントの企業ランキングを見ていると上位がファッション・アパレル系で占められています。
写真というジャンルを考えると、着回しやコーディネート等、非常に相性がいいのは分かりますが、他の業種でも活用できないことはありません。

そこで今回は、実際の企業の活用事例を取り上げながら、プロモーションを行う際の注意点を、ご紹介したいと思います。

Instagramで航空券が買える!スイス航空の活用事例

スイスのジュネーブでは、世界各国の自動車メーカーが出展する国際的な見本市「ジュネーブモーターショー」が毎年開催されています。
「ジュネーブモーターショー」は注目度が高く、世界中の自動車メーカーが、目玉となる新型車のお披露目を行っています。その新型車の姿を見たいファンは、写真SNSであるInstagramにアップされている写真を検索することが予想されます。

002

そのユーザーの利用方法に目を付けて、スイス航空は航空券の販売に結び付けようとしました。

003

「geneva motor show」といったキーワードで検索すると、検索結果画面上にスイス航空の写真グループがヒットします。その中に、各就航地からジュネーブへと記載された写真が含まれています。
その写真をタップして選択することで、そのまま航空券の購入までを行う流れになっています。

004

実際に開催されている時期に、そのまま航空券を買って行こうと思うユーザーがどれだけいるのか、という問題はありますが、興味があるものを検索するユーザーに対して訴求できるため、発想自体は非常に面白いプロモーション方法なのではないかと思います。

プロモーションガイドライン

実際のところ、日本でもフォトコンテストやタグを使ったものは徐々に増えてきていますが、その他のプロモーション利用はまだまだ少ないのが現状です。
これからInstagramのプロモーションを企画する方がほとんどだと思われますので、守っておくべきプロモーションのガイドラインをチェックしておきましょう。

005

と言いつつも、Instagramのプロモーションガイドラインは極めてシンプルで、制限が少なくかなり自由なプロモーションを行うことが可能です。
ガイドラインは大きく5つのみで、要約すると以下の内容になります。

1. 参加条件などのきちんとしたルールを設けて、法的に問題ない内容にすること
2. 不正確なタグ付けを行ったり、不正確なタグ付けを参加者に強要したりしない
3. Instagram社が一切関与していないことを認識して行う
4. Instagram社はプロモーションに関して一切のサポートは行わない
5. 自己責任で実施することに同意する

この内容をご覧いただいて分かるように、自己責任で実施することを前提に、法的、倫理的に問題なければどんなことでもOKと言えそうなものになっています。
機能としては写真を共有するSNSなため、なんでも自由に…という訳にはいきませんが、Instagramが提供するAPI等を絡めるとその可能性は広がります。

正攻法で写真を使ったものにするもよし、スイス航空のように少しひねったものにするもよし、多くのユーザーを巻き込んだプロモーションが実施できそうです。

アクトゼロ / 山田