本格的に寒くなって来ました。今日は忘年会の会社も多そうですね。アクトゼロの黒沼です。
ソーシャルメディアインサイト今日のテーマは、今年各社まちまちの動きを見せているソーシャルリクルーティング活動で本来「集めるべき人材は誰」なのかについて考えてみます。
各社の動きについて
本格的なソーシャルリクルーティング元年ということもあり 、各社運営方法も応募導線もバラバラな状況でした。
転職コミュニティFacebookページには、ソーシャルリクルーティングをFacebookページ上で行なっている企業のファン数ランキングが、掲載されています。同ランキングに登録されている採用ページの中で、最もファン数を集めているのは、「ニトリ」ついで、「日本生命」「リクルート」「電通」「東京海上日動」と続きます。今回は「新卒者を主とするソーシャルメディア就職活動=ソー活」向けページのコンテンツについて見ていきました。
採用ページのウォール運営においては、以下のような内容が多く見受けられました。
- 就活生に向けた情報発信(セミナー・説明会)
- 社員・部署紹介
- 就活に役立つ一般的な豆知識・テクニック
- 就活に関係ない企業情報のリリース
- 会社基本情報や、採用本サイトへの導線
- 会社説明資料のPDFダウンロード
- 会社説明会のUSTREAM中継
Facebookでソー活を行なっているのは誰か?
その理由は、多少乱暴な言い方をすれば「ソー活」で特定の企業や業種に深くコミットを示す学生は、まちがいなく「熱意のある」学生であるということです(ありふれた言葉ですが)。
何故ならば、「ソー活」には多大なエネルギーがかかるからです。ソーシャルメディア上での就活は、プロフィールが見られる事が前提で、ソー活生自身のアクティビティを公開した状態で長期間就職活動を行う、「耐久レース」のようなものです。15分あれば、なんとでも自己表現できるES(エントリーシート)と違い、長い時間をかけてソーシャルメディア上に自分の記録を残していく形で自己表現を重ねていくという、自分に嘘をつきにくいメディアです。当然、どの企業を「いいね!」しているかも筒抜けになってしまいます。
自分が何の仕事をし、どこで働きたいと考えているのか。嘘を付くことはできないのです。いわばオープンリーチなのです。