みなさん、こんにちは。アクトゼロのプランナーズブログ、木曜日は山田がお届けします。
ソーシャル分析と言うと、一般的に難しいイメージを持たれがちで、計測ツールを提供しているサービスを選定して、その後にアカウントと連結させて・・・と中々ハードルが高いのが実情だと思います。
なかでも、Facebookのような詳細なインサイトを持たないツイッターの分析においては、以前から様々な外部サービスがあるものの、本国アメリカ産のものが多いことから、英語で使わなければならないという、一般の人には取っつきにくいものでした。
そんなに詳細な分析は必要ない!という人や、外部のよくわからないサービスの利用をためらっている人に、多くの社会人にとっておなじみの“あの”ソフトウェアを使ってツイッターの分析ができるようになりました。
まさかの「Microsoft Excel」!
おなじみのソフトウェアとはMicrosoft「Excel(以下エクセル)」のことで、Officeの表計算ソフトとして定番のアレです。
さすがにすべてのバージョンのOfficeで…とはいかないようで、最新の「Office 365 ProPlus」のみで使える機能となっています。
この最新版では、「BI(ビジネス インテリジェンス)」ツールというものが用意されていて、最近盛り上がりを見せる企業の“ビッグデータ”活用に対応するために機能です。
今回ご紹介するツイッター分析は、そういった機能のひとつとしてリリースされています。
このツイッター分析を使うためには2つの条件があります。
1.「Office 365 ProPlus」のインストール
最新版の「Office 365 ProPlus」をインストールされていなければなりません。
お持ちでない方は、1か月無料で試用できるようなので、まずは試してみるということもできそうです。
2.「ツイッター分析」アプリの追加
Office上で動作する「ツイッター分析」アプリを、エクセル上で追加する必要があります。
アプリを使用することで、エクセル上でツイッター分析用のテンプレートが展開されるようになるのです。
このように、そんなに難しいことをせずとも導入できてしまうのが特徴で、Officeということもあってインターフェイスも馴染みがあるというのが強みだと思われます。
エクセルでのツイッター分析でできること
では、具体的に何ができるのか・・・ということなのですが、大きく分けて2つのことができます。
①特定キーワードの評価分析
あらかじめネガティブ、ポジティブのワードを設定しておくことで、ツイートされた「キーワード」の評価を分析できるようになります。
評価ワードの設定に手間が掛かりますが、「キーワード」の傾向を素早く把握するには有効な方法です。
②ツイートされたエリア分析
ツイートされた場所の位置情報を元に、エリア分析が行えるようになっています。
地域限定のプロモーション効果の測定などを把握することができそうです。
もちろん、上記項目に加えて時系列でのツイート数の把握も可能となっており、必要最低限ではありながら、それなりに使える内容になっています。
中身を見てみると、専門的な分析サービス(ツール)に比べると、見劣りすることは否めませんが、手軽に始めたいと思っている方には、十分な機能にも思えます。
なによりも、普段使っているエクセル上で集計作業が完結する点が、この機能の大きな魅力であると言えそうです。
まずは30日間無料で使えるようですので、試してみるのもいいかもしれません。
参照:最新 Excel でカンタン!顧客のホンネが見える!ツイッター分析活用
アクトゼロ / 山田