11月8日、かねてから予告されていたGoogle+の企業・団体向けのページ、「Google+ページ」がリリースされました。
鳴り物入りでリリースされた「Google+」のサービスではありましたが、「Google+ページ」に関しては少々静かなリリースだと感じています。
というわけで、今回はFacebookやmixiが先行している企業向けページについて、「Google+ページ」を実際に作ってみて、その思うところをレポートしようと思います。
5分で作成できる簡単なフロー
それでは、早速アカウントを開設してみましょう。
こちらのURLからアカウントの開設を行うことができます。
上記URLにアクセスすると、「ページを作成」というシンプルなページが開きます。
まず、左側の「カテゴリを選択」から該当するカテゴリを選択しましょう。
今回は「株式会社アクトゼロ」のページを作成しますので、「会社、機関、組織」を選択しました。
・ページ名…会社名や団体名を入力します。
・ウェブサイト…会社や団体の公式サイトのURLを入力します。
・カテゴリを選択…会社や団体のカテゴリ(業種)を選択します。
・公開の範囲…年齢での公開制限やアルコールに関する制限を設定できます。
・リリース情報の通知に関するチェックボックス
・ページを作成する権限に関するチェックボックス
以上を入力したら「作成」をクリックします。作成が完了すると設定画面に進みます。
・キャッチフレーズ…会社や団体の簡単な説明やコピーを入力します。
・プロフィール写真…会社や団体のロゴなどプロフィール用の写真を選択します。
入力後は「続行」をクリックしましょう。
次のページでは、「情報を発信しましょう」というページに進みます。
そのページでは、Google+ページを自身のアカウント(個人アカウント)で共有できます。
入力後に「完了」をクリックして操作を完了します。
これで一通り、初期の設定は完了になります。
実はこれだけでは、全ての基本情報の入力は終わっていません。
ページの作成が完了した画面から、基本情報のプロフィールを編集しましょう。
まず、プロフィール画面へ。
「Google+」ロゴの右側にある4つのボタン「ホーム」「写真」「プロフィール」「サークル」の中から「プロフィール」へと進みます。
いわゆるここが企業ページのトップとなる部分で、その中には「投稿」「基本情報」「写真」「動画」というコンテンツが含まれています。
「基本情報」を編集するにはページ名の右側にある「プロフィールを編集」をクリックしてください。
編集可能な画面が開きますので、紹介文や連絡先情報を入力した後、「編集を終了」を押して完了します。
以上で作成と基本的な設定は完になります。
見えてこない「オリジナル」の活用方法
Google+ページの内容を見る限り、基本的には個人アカウントの企業・団体版という位置づけで、今のところ独自の機能を用意しているというわけではありません。実名登録制で良質なコミュニケーションが生まれているFacebookや、多くの会員を抱えているmixiと比べ、積極的にGoogle+ページを活用する理由が見えてこないのがとても残念・・・というのが正直な感想です。
サークルという考え方で、細かくサークルをセグメント化して効果的に情報発信ができるというのは非常に面白いのですが、匿名で利用しているユーザーが多い現状でどれだけ効果的に活用できるのかは未知数だと思います。
ソーシャルメディアを企業が活用するという観点で考えると、現状、実名制を掲げるFacebookがファンとのコミュニケーションを行う環境としては非常に優れていると言えるでしょう。この時点で他を圧倒する独自の優位性が無いことを考えると、まだ始まったばかりのGoogle+ではありますが、非常に厳しい船出となりそうです。
【追記】
株式会社アクトゼロ Google+ページはこちらです。