先週のiPhone4Sの発売で、さらに勢いづいてきた感のあるスマートフォンですが、街中で持っている人の姿を本当によく見るようになりました。
体感的にiPhoneが多そうですが、Android端末もかなりの数を見かけるようになりましたね。
ネットレイティングス株式会社様の調査によると、スマートフォンを利用している方の半数以上がSNSを利用している、との結果が出たようです。
このような数字を目の当たりにすると、ソーシャルメディアを活用する上で、スマートフォンはもはや無視できないデバイスになったと実感します。
今回は、Facebookページの運営における、スマートフォンの捉え方について考えてみませんか?
スマートフォンで快適に使えるSNS
私自身、スマートフォンでFacebook等を使うことが多いのですが、スマートフォンはSNSを利用するデバイスとしてよくできているなぁ、とつくづく感じます。
携帯電話ですので、当然、通信機能は備わっていますし、GPSとカメラといった自身の近況をアップロードする環境も既に備えています。
写真を撮影してシェアしたい場合に、Facebookのアプリからカメラを起動してそのまま投稿できる点は本当に便利ですね。個人的には、スマートフォンのお陰でSNSの利用頻度が上がっていると言っても過言ではないと思っています。
先ほどご紹介したネットレイティングス様の調査リリースには、下記のような記述もされています。
Twitterやmixi、Facebookは60%がスマートフォンとPCの両デバイスを使用しているが
Twitterではスマートフォンのみの利用者も30%程度存在する。
公開されている表からFacebookの利用デバイスを見ていると、PCとスマートフォンの併用が59%、PCだけが24%、スマートフォンだけが18%と、スマートフォンのみだと少ないのですが、PCと併用している数と合わせると8割近くの方がスマートフォンで利用していることになります。
Facebookページをスマートフォンで見てみると
このようにもはや利用環境として無視できなくなったと言えるスマートフォンですが、そういった状況を見越してかFacebookのモバイルプラットフォームもアップデートされました。
しかし、ここ日本でも様々な企業が取り組んできてるFacebookページ関連になると、残念ながらほとんど以前のものと変わらないと言ってもいい状況です。スマートフォンからFacebookページを見ると、3つのコンテンツが表示されます。
①ウォール
②基本情報
③写真
つまり、スマートフォンからFacebook利用するユーザーにとって、この3つのコンテンツを切り口として情報を発信していく必要があるということになります。
投稿の内容を工夫するだけで大きな違い
そう考えると、情報を訴求するポイントは自ずと絞られてきます。「基本情報」は細かな更新を行う部分ではありませんので、「ウォール」と「写真」を使ってということになります。
まずウォールですが、注意するべきは「きちんと表示される」かどうかという、テキストの分量になります。
伝えたいことがたくさんある場合、色々なことを盛り込んでしまいがちになり、その結果長文になってしまうケースが非常に多いように見受けられます。
そういった長い文章をウォールに投稿すると、PC、スマートフォンともに「続きを読む」と表示されてしまい一部分しか表示されません。
当然のことながら、全てが表示される方が情報として目に留まりますので、「続きを読む」が表示されないように調整しましょう。
この「続きを読む」が表示される基準なのですが、文字数でなく改行で判定しているようで、改行が8行を超えると表示されてしまいます。
ですので、改行を7行までとすることで、「続きを読む」を回避できることになります。
次に、「写真」です。これは言うまでもなく、スマートフォンで表示される唯一のリッチコンテンツになりますので、その役割を意識する必要が出てきます。
写真の一部を切り取って質問を投げかけたり、細かい説明を敢えて付けずに一枚の写真ですべてを伝えたりすることも可能です。PC版Facebookのニュースフィードの新仕様では写真がかなり大きく表示されるようになっていますので、写真を重視することは、スマートフォンだけにとどまらない非常に重要なポイントです。
このように少し調整するだけで、スマートフォンユーザーにも、きちんと情報を訴求することが可能です。
今後、Facebookページの仕様が変わり、より多くの機能が実装される可能性は高いと思われますが、現状、まずはちょっとしたことを意識するところから始めてみてはいかがでしょうか?