以前、Vineを使ったキャンペーンを5つの型に分類し、日本で増えつつあるVine最新キャンペーン事例をお伝えしました。(2014.3.12 Vineによるプロモーション最新事例をパターンで整理してみた)
それからまだ2ヶ月しか経っていませんが、その間にもVineをテーマにしたキャンペーンが続々行われています。10~20代の若い世代を中心に認知を深めているVineですが、その存在感が確実に高まっている証拠ではないかと思います。今日は、国内における今現在でのVine最新キャンペーン事例について見てみることにしましょう。
Vine勝負 ショートムービーコンテスト(日本映画大学)
パターン:ユーザー投稿キャンペーン型
期間:2014年4月25日(金)~7月7日(月)
応募資格は、高校生であれば国籍、学年、性別は不問。動画制作アプリ「Vine」を使い、「友情」をテーマとしたオリジナルの6秒のショートムービーを制作し、Twitter上にアップ。「Vine勝負」特設サイトから動画リンクを入力することで応募となります。高校生にこのコンテストへの参加を通じて、楽しく、自由に表現・制作することで、映像作品を作ることの面白さを実体験してもらうことが目的、とのこと。応募作品から優れた作品は、最優秀作品・優秀作品・佳作に選出され、LINEプリペイドカードが贈られます。
朝ピノ特命調査隊(森永乳業)
http://www.pinoice.com/asapino/tokumei/
パターン:ショートムービー型
期間:2014年4月22日~
朝にアイスクリームを食べると目覚めがスッキリするという実験結果から、朝にピノを食べる新習慣、「朝ピノ」を提案するキャンペーンサイト。3人の調査員が、それぞれのスタイルに沿って、身体を張った独自の調査を行い、「朝、ピノを食べると、実際どんないいことがあるの?」など気になる疑問への回答を楽しく報告していくという内容。
女子高生の日常を表現した動画をVine上で公開し、人気を誇る大関れいかさんが、「朝ピノBefore After」をテーマにVine動画を公開する予定とか。(4月下旬に公開予定とのことですが、今日現在でまだ公開されていません。)Vine動画の他にも、カップルの予想外の展開をイラストの形でTwitter上で公開し、大人気となった大野そらさんの「朝ピノすると、こう」をテーマとした漫画も公開されます。ウェブで話題になったクリエイターを起用している点に注目のキャンペーンです。
大野 そら さんの ”こういうのが最近流行っているよね”(NAVERまとめ)
http://matome.naver.jp/odai/2138749470591940001
春だ!みんなで遊ぼう!! にらめっ娘&ゆびずも雄(ダイガク.TV)
パターン:ショートムービー型
期間:2014年4月23日~
6秒動画アプリvineを利用して、女子は「にらめっこ」を、男子は「指相撲」を、カメラに向かってひたすらしてもらう動画を集めた企画。見る方々の視点で、「一番ギャップのある表情をした女子は?」「一番楽しんで遊んでる男子は?」など、リアルな大学生の姿を楽しむことができます。「動画を通じて“大学”を新しい切り口でリアルに表現!」のもと撮影をしており、特にこれから大変な受験勉強を控える高校生に、大学生の素の表情を見てもらいたい、とのこと。5月中に男女合計1,000人を目標に撮影を行っていく予定のようです。
全日本OAJ選手権(ロッテ)
パターン:ユーザー投稿キャンペーン型
期間:2014年4月15日(火)~5月11日(日)
Vineを活用して母親に感謝の気持ちを伝える動画を募集する、母の日に向けたキャンペーン。「OAJ」とは、「O=お母さん」「A=ありがとう」「J=ジャンプ」の略称で、6秒の間に「ありがとう」の気持ちをジャンプとともに伝える動画を募集。ジャンプをすることで、「お母さんへの感謝の気持ちを伝えたいけど、ちょっと恥ずかしい」という人でも、感謝の気持ちを伝えやすくするというのが狙い、とのこと。ハッシュタグ「#ガーナOAJ」をつけて投稿することで応募完了。
お茶漬けをおいしく食べよう!笑顔になろう!(永谷園)
http://www.smartcontest.jp/system/ochaduke2014/pc/?contest_pk=4
パターン:ユーザー投稿キャンペーン型
期間:2014年4月8日(火)~5月7日(水)
「お茶づけ海苔」が60周年を迎えたことを記念して制定され、5月17日は「お茶漬けの日」なのだとか。お茶漬けに関する動画を撮影し、YouTubeもしくはVineに投稿。「お茶漬けをおいしく食べよう!笑顔になろう!」のテーマに沿っていれば、必ずしもお茶漬けを食べる必要はないとのこと。お茶漬けであれば買ったもの、手作りしたもの、何でもOKなのだとか。優秀作品には賞金30万円(グランプリ)、10万円(準グランプリ)、5万円(入賞)が贈られます。
以上、5例のVineによる最新のキャンペーン事例をお伝えしました。投稿コンテスト型の一般の視聴者による応募作品を見ていると、数ヶ月前と比べて投稿数も多くなっているだけでなく、その質も上がってきているように感じました。6秒のVine動画の表現がどのようなものなのか、少しづつ一般のユーザーにも浸透してきた結果といえるのではないでしょうか。なかなか、普及度合いを考えると、コンテスト形式のキャンペーンの成功は難しいと思われがちでしたが、その背景も少しづつ変わってきたといえると思います。
今後も定期的に、Vineを使った最新キャンペーン事例をレポートしていこうと思います。