アクトゼロの藤村です。火曜日のプランナーズブログをお届けします。
さて、2014年開けて早々の今月7日、早速新しいSNSサービスが発表されました。
ミントグリーンにクラゲのモチーフをあしらった、その名も「Jelly」です。
Jellyってどんなサービス?
「Jelly」は、米Twitterの共同創業者であるBiz Stone氏と、元Twitter従業員のBen Finkel氏が立ち上げた、新しい画像SNSサービスです。
日本ではなじみがありませんが、「quora(クオラ)」というQ&Aサイトと、おなじみ画像ソーシャル「インスタグラム」をくっつけた、画像Q&Aネットワークとのこと。
撮影した写真や画像などを「これはなに?」といった質問と一緒に「Jelly」にアップロードすると、ソーシャルで繋がっている友達から回答がもらえるという仕組みです。すぐれた回答には、「Thank You card」を贈与することができ、この「Thank You card」が、「Jelly」上でのアカウントの誉れです。
Facebook、もしくはTwitterアカウントでのソーシャルログインで利用することができ、実際に回答を募ることができるユーザーは、Facebookの友達、もしくはtwitterのフォロワーということになります。
つまりこのサービスは、国内でいう「おしえてgoo」や、「Yahoo知恵袋」の画像版、といった位置づけになるのでしょうか。
しかし、画像一枚でこれはなにかと、訊ねる機会ってそんなにありますかね…
Boketeのように、画像大喜利的な感じで使っていけばよいのか…用途に悩むところです。
開発者が語る「Jelly」の使い方
「Jelly」の開発社は、本サービスについて以下のように語っています。
Jellyは写真とSNSのネットワークを利用するため、答えの探し方を変える。人々から答えを得るのは、アルゴリズムで情報を検索するのとは大きく異なる(引用元:THE WALL STREET JOURNAL)
「Jelly」で友達から回答してもらって情報を得ることと、グーグル検索で情報を得ることは全く違う、というのが、こちらのサービスのキモになっているようです。
つまり、万人のために提供される一般的な情報ではなく、「Jelly」上でやりとりされる質問と回答は、あくまで友人同士の、血の通った情報だということになります。
例えば、○○さんへのプレゼントはどっちがいいかな?とか。
拾ったネコの写真をアップして、名前を付けてください、とか。そんな感じでしょうか。
もちろん、上記のような例であればTwitterやFacebookでもこれまで日常的に見られていた光景です。
しかし、一方的に発信するそれらのサービスとは違い、「Jelly」上での投稿は、「回答を求めての投稿」であることが大前提のため、なにかしらの返答を受け取りやすいというのが、創始者であるBiz Stone氏の考え方のようです。
「Jelly」は日本でヒットするか?
理論としては確かにそうかも…と思うところもありますが、Q&Aというサービスの特性上、限られた友人同士のコミュニティ内での情報量には限界があるようにも思えます。
逆手にとれば、「回答を求めての投稿」であるのに、全くスルーされて悲しい…という悲劇的なケースも生みそうです(考え過ぎでしょうか)
年明けとほぼ同時にスタートした「Jelly」が、今後日本のユーザー内でどのように化けるのか、今から動向が楽しみです!