もはや無視できないInstagramストーリー、その活用ポイントは?

こんにちは、アクトゼロの山田です。
まだまだ勢いが衰える気配のないInstagramですが、最近はストーリーを利用しているユーザーを良く見かけるようになりました。始めは、どうやって使えばいいのか分かりにくかったこともあり、あまり話題にはならなかったのですが、ここ最近はストーリー広告という有料メニューもできるなど、その存在感を高めています。
そこで、今回はそのInstagramストーリーを取り上げてみたいと思います。

Instagramストーリーとは?

ストーリーは、既存のフィード上のコンテンツとは別に、複数の動画や写真を組み合わせたスライドショーを配信する機能です。この機能自体が追加されたのは結構古く、2016年に遡ります。
Instagramのアプリ上部に並ぶ丸型のアイコンをタップすることで、フォローしているアカウントのストーリーコンテンツを閲覧できます。

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特徴は、手書きでテキストやイラストを写真に付け加えて投稿が出来る点と、ここに投稿したコンテンツは24時間経つと消滅するという点です。
前者の点によって、写真のみのコンテンツよりも、さらにパーソナルでカジュアルなコミュニケーションを行うことができるようになりました。一方の後者はまったくそれまでのInstagramにはない、新しい概念がInstagramに持ち込まれたことになります。
アップロードできるのは投稿時に撮影したものか、24時間以内に撮影されたものに限られています。そういう意味で、時限的な“ライブ感”が徹底されていおり、当時急成長していた「snapchat」を意識したものでした。

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ただ、そもそものサービスのコンセプトが大きく異なることから、snapchatユーザーを取り込むというよりは、snapchatに流れるユーザーを阻止するという意味合いの方が強かったのかもしれません。

ストーリーズ活用のポイントは3つ

さて、今徐々にその存在感を高めつつあるストーリー機能ですが、企業がマーケティング活用を行う上で3つのポイントを挙げたいと思います。

1.機能特徴を生かしたコンテンツ
“カジュアル”なコミュニケーションになることから、かっちりとした枠にはまらないテーマを持ったコンテンツを投下する必要があります。
自社プロダクトの“雰囲気”を伝えるイメージ先行型のコンテンツよりも、よりフォロワーの目線に近いものであることが重要です。
例えば、新しくリリースされたプロダクトを実際に使っている様子を収めたような、ハンズオンコンテンツ等はぴったりかもしれません。

2.作り込むよりもライブ感
1のコンテンツにも絡むのですが、あらかじめ時間を掛けて作り込むよりも、投稿者の人間味が伝わってくるようなライブ感が求められます。
今、進行形で起こっていることやそこでしか味わえないものを、時間の制限がある中で投稿していく機能であるため、緻密に作り込まれたものよりも若干粗いものの方が、高いエンゲージメントに結び付くと言えます。

3.定期的な投稿
ストーリーは前述の通り、一定の時間が経過すると消滅してしまいます。そのため、過去に何度かコンテンツを投下していたとしても、そのアーカイブが残らないため、そもそもストーリーをやっていたことさえ認知されていないことが考えられます。そうならないためにも、定期的にコンテンツを出すことで、やっていること自体を認知してもらう必要があるのです。

ストーリーは、サービスとしての色が決まってきた感のあるInstagramにおいて、まだまだ可能性を秘めている領域と言えます。そういった点で、新たな顧客とのコミュニケーションを模索するために、実験的に使うってみるのもありなのではないかと思います。

アクトゼロ / 山田