こんにちは。アクトゼロ田中です。
今回は、自社広告を社内で運用しているWeb担当者の方に必見です。
とりあえず、リスティング広告を頑張っていますよ!そんなバイタリティ溢れる担当者の方も、広告の結果で悩むこともあるかと思います。
そんな頑張り屋さんの担当者さんに少しでも役立って欲しいです。
リスティング広告のチェックポイント
まず始めに
現在設定しているリスティング広告がある場合は、まずそのスコアを細かく見てみましょう。上図のようにキャンペーンを表示し、『表示項目▼』をクリックします。その後『表示項目を変更…』をクリックします。
そこで、私個人的にチェックしている項目はこちらです。
表示回数、クリック数、クリック率、クリック単価などはデフォルトでも表示されているかと思いますが、それ以外の部分が運用では大切になってきます。
・First Page Bid の見積
・品質スコア
特にこちらの2点を見てください。
ポイント1:First Page Bid の見積を上回る
First Page Bidとは、読んで字のごとく検索結果の最初のページに広告を表示するために必要な入札単価です。「上限クリック単価」はここの金額以上を設定しないと、2ページ目以降に表示されますので、広告の効果は低くなります。
実際に設定しているキーワードごとにFirst Page Bid の見積は異なりますので、一覧で見比べながら、重要だと思われるキーワードはFirst Page Bid の見積より高くなるように設定する必要が出てきます。
逆に、重要度が低いキーワードは無理にFirst Page Bid の見積より高くする必要は無いかもしれません。その辺りの見直しを定期的に行うと最適化に近づきます。
ポイント2:品質スコアをチェックする
過去の記事で「品質スコア」については記載しておりますので、こちらhttp://www.actzero.jp/social/report-15502.htmlも併せてご確認ください。
品質スコアは「◯/10」という形で10点満点で表示されます。点数が高ければ高いほど、「広告」と「ランディングページ」の関連性が高い、と考えていただければ問題ありません。
これも一覧で見比べながら、重要なキーワードであれば、そのキーワードをランディングページの内容に盛り込む必要があります。
低い点数だった場合は「広告自体の掲載を辞める」または「点数を上げる取り組みをする」のほぼ2択です。
逆の発想になってしまうかもしれませんが、ランディングページを改修し、広告効果が高かったキーワードを盛り込んでいく、という形も良い取り組みです。
品質スコアが低いと、上限クリック単価を高くしていても広告が表示されないことがあります。そのくらい重要なポイントなので、ぜひ抑えておいてください。
ポイント3:時間帯や曜日での効果に差があるかチェック
「広告のクリック率を上げたい」「広告を最適化させたい」という場合は、時間帯や曜日を見てみるのもいい選択です。
全てのキャンペーンから「詳細分析」タブをクリックして、「表示」のプルダウンから「時間」などを選びます。
曜日、日、時間などで表示させてみて、ある程度の波があるようでしたら、これはキーポイントです。
例えば、BtoBの広告を出稿している場合、恐らく平日昼間がボリュームゾーンだと思います。それ以外の時間帯にクリックされても、恐らく実際のコンバージョンには繋がりにくいのではないでしょうか?これらの仮説を立てて、実測値がある場合はそれと照らし合わせます。このように、時間帯などにより波があった場合は、「広告スケジュール」を設定してみてはいかがですか?
「設定」から「広告のスケジュール」をクリックして、「+広告のスケジュール」ボタンをクリックします。
ここから細かく 月曜日の10:00~12:00は◯◯ のような設定をすることができます。これを行うことにより、ムダなクリックを防ぐことができると思います。
チェックシート
まとめ
今回はGoogle Adwordsでのリスティング広告を中心に記載してきましたが、それ以外にもチェックする項目はもちろんあります。まずは1つずつ、改善をしていくことが大切です。
ちなみに、Yahoo!のリスティング広告もほぼ同じ項目設定で、調整が可能です。Yahoo!では品質スコアのことを、品質インデックスと読んでいる所が異なります。
特にリスティング広告は始めやすいことから、多くの企業が自社で広告を運用していることが多いと思います。予算の範囲内で効果を最大にするためには、ちょっとした微調整がカギだったりします。今回のチェックシートがお役に立てたら嬉しいです。
また機会がありましたら、今度は他の広告媒体のチェックシートを記載してみようと思います。
アクトゼロ田中