EC 運用

決済方法を追加することで売上はUPする?費用対効果のお話

こんにちは。アクトゼロの田中です。今日はEC関連のお話をさせていただきます。

どんな決済方法を導入していますか?

現在、ECショップを運営・管理している方に質問です。

「現在、利用可能な決済方法はお客様の希望を満たしていますか?」

最近、売上の伸び率が悪くなってきたな、と思っている店長さん。もう一度基本を見なおしてみるのはいかがでしょうか?ECショップ運営で一番大切にしなくてはならないのが『ユーザビリティ』です。

運用を日々行っていると、改善と言っても会員登録やカートまでの導線などが目の前の課題に見えてしまいます。もちろん、それも重要な課題なのですが。今回はECショップのベース機能である決済に関して見なおしてみませんか?

希望する決済方法が無かった場合、お客様は”離脱”する!

多くのECショップが、ECパッケージ(管理画面など)を利用して運用していると思います。そのECパッケージでデフォルトの決済方法を採用しずっと運用を続けている、という方がほとんどではないでしょうか?しかし、下記の「通販支払い方法に関する調査」によると67.2%が購入を取りやめるという回答をしているのです。

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Jaccs 通販支払い方法に関する調査 (2015年1月)

基本的にお客様の流れとしては、「商品を選ぶ>カートに入れる>決済方法選択」です。決済方法を知るタイミングはかなり後になってからだと思います。そこまで来たお客様ですら、希望する決済方法が無いという理由で離脱してしまうのです。もったいないと思いませんか?離脱を防ぐ方法は、決済方法を豊富に用意しておく他ありません。

決済方法いろいろ

多くのECショップではクレジットカードが主流だと思いますが、特に規模が小さいショップほど、お客様は後払いを希望する方が多くなります。ショップの信頼性を確かめたいから、という理由になります。日本のクレジットカード保有率は87%(JCB:【クレジットカードに関する総合調査】2014年度版 調査結果レポートによる)となっており、クレジットカードを持っていないから、という理由ではないことがわかります。これを理由にリピーターの方はクレジットカードでも構わない、ということになりますから、決済方法にはクレジットカードが必須と言えそうです。

決済方法は大きく分けて、「先払い」と「後払い」があります。少々アバウトですが、下記表に決済方法をご紹介します。

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※EC事業者への入金は利用しているシステムにより、締め日が異なります。

本日のまとめ

ECの決済方法は様々あり、今回ご紹介したもの以外にもたくさんの方法があります。(例えばPaypalなど)たくさんの決済方法を準備しておくことで、お客様の離脱を防ぐことができますが、その分「管理」「コスト」が増えてしまいます。そろそろ年度末なので、その辺りの費用対効果を計算して決済関係の改善を行うのも良いかと思います。

ECご担当者さまであれば、他のECショップをよく利用する方が多いと思います。他のECショップを参考に、ご自身のショップと比較してみてはいかがでしょうか。

また、「ECシステムに新規決済方法が導入できない」と思っている方も、後払い系のものでしたら導入できる可能性が高いですよ。初期費用0円のサービスが多いですし、おすすめです。