Twitterが140字制限の撤廃を検討中…?

アクトゼロの藤村です。木曜日のプランナーズブログをお送りします。

先月末、Twitterが140字の文字数制限の緩和を検討していることを、海外のニュースメディア「re/code」が報じました。
Twitterは今年8月に、DM(ダイレクトメール)での字数制限を既に廃止しており、140字から最大1万文字までのテキストを送信できるアップデートを実行しています。

そもそもなぜ140字?意外と知らない人も多い文字数の理由。

日本は開発拠点が新たに設置されるほどのTwitter先進国ですが、140字の由来をご存じの方は意外と少ないのではないでしょうか。
Twitterが制限字数に140字を起用した理由は、「SMS(ショートメッセージサービス)の文字数制限数が160字であったこと」。
ツイート本文(140字)+ユーザーネーム(20字)で構成されるタイムラインが、ちょうど160字になるようになっているのです。

SMSの字数制限である160字は、「まとまった意味(伝えたい内容)を過不足なく伝えるために、最適な文字数」であるとされています。
これを提唱したのは、現代のテキストメッセージの生みの親とも言われているFriedhelm Hillebrand氏。
根拠のひとつはなんと「葉書」で(Twitterコアユーザーが、おそらく一年に一通出すか出さないかのあのハガキ…)、ひとびとが葉書に書く文章の殆どが、150字以下だという事実が調査により発見されたことに由来するそうです。
いまいちピンときませんが、例えば年賀状のこんな例文を引っ張ってみても…

a

暑中お見舞いでも…

b

確かに140字内で、簡潔に伝えきれていますね!

字数制限のないTwitterはサビ抜きの寿司?

字数の縛りがなくなることで、確かに便利にはなりますが…この報道を受けたユーザーたちの反応は、批判的なものが目立ちます。

 

 

 

140字という絶妙な字数で縛られていることこそが、Twitterというサービスのキモの部分でもあります。
それを撤回するとなると、サービスのコンセプトを根底からひっくり返すアップデートなのでは…と思いますが、今回のこの報道、みなさんはどう思われますか?

 

140字縛りならではの、この伝統芸(?)が使えなくなってしまうのも、個人的にはさみしい限りです。