今日はちょっとゆるめな話題を。
猫、癒やされますよね。私の家でも一匹飼っているのですが、フードと鶏のささ身とかつおぶし意外は一切食べない。人を本気で噛んでひっかく。(私の手足は傷だらけです…。) 首輪は付けさせないという、変わり者の黒猫「ポンすけ」ですが、すっかり我が家の一員となって7年が経ちます。
猫派はもちろん、多くのスマートフォンユーザーに支持されているスマホ用ゲームアプリが「ねこあつめ」です。ご存知だったり、プレイしている方も多いのではないでしょうか。私もすっかりはまっていて、スマホをいじる度に操作しています。
ねこあつめ http://hpmobile.jp/games/neko/
7月の時点で累計ダウンロード数が550万を超え、日本語版のみにもかかわらず、最近ではダウンロードの3~4割は海外からのアクセスが占め、世界的にも注目されているゲームです。アメリカのCNNでも特集に採り上げられたのだとか。
ゲーム自体は非常にシンプルで、庭先にごはんやグッズを置いておくと、いろんな種類のかわいいねこたちが遊びに来て、それを眺めて楽しみます。写真を撮ってアルバムを作ることもできます。
今日の段階の私のにわさき
ねこはお礼に「にぼし」を置いていってくれ、そのにぼしがゲーム内の通貨となって、ごはんやグッズを買うことができます。また、何度か来た猫は、更にお礼として「たからもの」をくれることがあります。
マメにいじっているので、もらったにぼしの数がとんでもないことになっています。
たからものや、レアなねこも含めてねこの来訪をコンプリートするのがゲーム内のアクションの一つですが、基本的には来ているねこたちを眺めるのが目的のゲームです。課金してにぼしを買うこともできますが、無課金でも十分遊べるゲームです。
先日、ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2015」内のアワードで、ゲームデザイン部門で最優秀賞を受賞しました。また、ファン待望のアップデートが近いうちに公開されるという情報も発表されました。
「ねこあつめ」がCEDEC AWARDS 2015 ゲームデザイン部門で最優秀賞をいただきました。これも「ねこあつめ」を楽しんでくださっている皆様のお陰です。ありがとうございます。近々、次回アップデート情報もお届けできると思います。 pic.twitter.com/3YK6bWBMhZ
— ねこあつめ公式 (@nekoatsume_tw) 2015, 8月 28
世界中でも人気と前述しましたが、この要因の一つが、インターフェースが簡単であるため、日本語の理解がなくても操作できるという点ではないでしょうか。操作ボタンのアイコンや、グッズ購入時にも何であるかビジュアルで分かりやすくなっています。また、平仮名が多く使われているので、日本語学習の初心者にはちょうど良いと思います。
このUIの簡便さに対し、ニューヨークの図書館員の方は、ブログで以下のように注目しているのだとか。
日本語版のインタフェースしかありませんが、Kelly氏は言語の障壁があるにも関わらず容易に操作を理解でき、楽しめることに着目し、データベースや図書館の情報資源を利用する際に、学生が同じように感じられるようにできないかと考えるようになったとのことです。ブログ記事の中では「ねこあつめ」と図書館のデータベースやチュートリアルが複数の観点から対比されています。
2015.6.16「ねこあつめ」に学ぶ(記事紹介)
言葉を超える簡便なUI、ネット上で情報をアウトプットする際に配慮するべき重要なことですね。
猫はインターネットユーザーと 相性が良い
インターネットユーザーと猫はなぜか非常に相性が良いと昔から言われています。特に2ちゃんねるなどの匿名掲示板では昔から定期的に猫に対して好意的な話題が取り上げられたり、アスキーアートと呼ばれる、文字組で作ったイラストのキャラクターには昔から猫をモチーフとしたと思われるものが多くあります。
犬と猫で比較すると、今日の段階では、google検索で「犬」というキーワードでは約8550万件の検索結果があり、「猫」というキーワードでは約1億6500万件の検索結果となっており、犬の倍以上の情報がインターネットに公開されていることが分かります。
また、キャットフード「フリスキー」のメーカーが調べた結果、インターネットの全トラフィックのうち15%は猫関連だと推定されるという結果もあるようです。(参照:インターネットに猫ばかり氾濫する理由)
これらのように、猫とネットユーザーの相性を証明するデータはいくつか存在するのですが、重要となる、何故インターネットユーザーに猫が好きな人間が多いのかという理由は、いろいろ調べてみたのですが、はっきり分かっていません。一見ドライに感じる、猫の付かず離れずといった自由気ままな性格がインターネットユーザーにとってちょうど良く感じるのでしょうか…。
ネットでプロモーション施策など何か企画しなければならないい場合、どうしても困った場合には「ねこ」をネタにすると比較的成功しやすいのではないでしょうか。笑
ちなみに、弊社の全社員を調査したところ、僅差ですが猫派が多いという結果が出て、やっぱりインターネットに関係する人達なのだな、と思いました。