LiveShell Ustream

Ustream配信現場にLiveShellを初投入

先日発売され、Ustream業界で話題騒然中のCerevo LiveShell弊社の記事でも先日お伝えいたしましたが、PCレスでUstream配信できるため、非常に手軽に配信することができます。様々な状況でテスト配信を繰り返した結果、先日、初めてUstream配信の現場で使用してみました。

ギャラリーからイベントの様子をUstream配信

あるフォトギャラリーからUstream配信を行いました。ギャラリートークとして、作家の方が展示中の自分の作品を紹介するイベントの様子を生中継。

配信に使われるカメラは1カメ。ギャラリーの中央に配置して、周囲に展示されている作品、ぐるりと270度くらいの範囲を、順番に作家さんが解説する様子をカメラで追いかけます。

カメラの上部にLiveShellを設置。会場PAのライン音声と、カメラマイクの音声をミキサーでパン・レベルを調整し、カメラに入力。カメラのHDMI端子から映像と音声を出力し、LiveShellに入力。配信します。ネットワークは、以前、会場で無線LANで試したところ、少し厳しかったため、有線LANで接続。

 LiveShell本体のコントロールと、配信状況はノートPCで確認しながら配信しました。

実際の現場で運用して感じたこと

 およそ45分間の配信を無事に終了。実際に運用にあたり、感じたことですが、

◆セッティングするスペースが省スペース化できた
これまでは、撮影機材の他に、最低限でもノートPCと映像をPCに入力する機材が必要で、PCの操作等のために、机などのスペースが必要でした。今回のような狭い空間に大勢の来場者が来るような会場では非常に優れているといえるでしょう。

◆セッティングが非常に簡単
カメラの映像をLiveShellに入れるだけで接続は完了。事前に設定と操作フローさえしっかり策定しておけば、Ustream配信に慣れていないカメラマン一人でも、配信することだけが目的であれば運用が可能だと思いました。

◆システムがシンプルなので、気を配るポイントが少なくて済む
PC経由の配信の場合、PCのハード/ソフト、ネットワーク、映像キャプチャー部分など、様々な状況をモニタリングする必要があります。しかし、専用機器のため、そうした必要性が少なくて済みます。

◆配信機器から離れたところから状況をモニタリング・操作できる
今回、高い位置にカメラを配置して撮影しました。そのカメラの上にLiveShellを設置しているため、位置の関係で機器自体は全くモニタリングできません。しかし、操作の殆どはwebアプリで行うため、離れた場所から稼働状況が確認可能。機材自体を見なくてもモニタリング・操作ができました。

本来、移動しながらUst配信が行えるのがこの機材の最大の長所だと思うのですが、単に配信専用機材として捉えた時も、非常にポジティブな印象を受けました。今後、さらに活用していこうと思っています。