Photoshopのフィルター機能で、美しいエフェクトやテクスチャをワンクリック生成!

こんにちは。デザイナーのAkiです。

普段デザインをしている上で、使いこなせていないなと感じるPhotoshopの多彩なフィルター機能(シャープとぼかしくらいしか使いません…)。 今回はいろいろと試してみた中で、Webデザインで実用できそうなものだけいくつかまとめてみました。  

 

① ブラシ不使用。フィルタ効果のみで簡単に輝きを表現する。

黒のカンバスを用意します。

 

「フィルター」/「アーティスティック」/「ラップ」を選択します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

設定数値は以下のように。

ハイライトの強さ 20 ディテール 15 滑らかさ 15

 

  すると、このようになります。

 

さらにこちらが上に青ベタのレイヤーを重ねて、描画をソフトライトにしたもの

 

先ほどつくったラップのレイヤーを複製し縮小、
描画モードをスクリーンに設定して配置します

 

こんな感じに使えるのではないでしょうか。。。

 

「逆光」でも似たようなエフェクトを生成できますね。

 黒ベタのカンバスに「フィルタ」/「描画」/「逆光」でこのように指定をすると…  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  こんな光のエフェクトになります。

   

あとはお好みに色を調整してください。
ちなみに、描画モードを変えるだけで、同じグリーンのカラーオーバーレイでもいろいろなバリエーションができますね。(分かりやすいように、目にやさしくないかなりドギつい緑を使っています。。)

   

 

 

② 質感を演出する細かいピクセルパターンもフィルタ効果だけで再現可能

黒のカンバスを用意し、「フィルタ」/「アーティスティック」/「粒状フィルム」を選択します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで質感の密度や粒子の滑らかさの指定を行います。
今回は目を凝らしてようやくわかる程度にしたかったので、画像のような指定にします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィルタをかけました。
この状態だとテクスチャリングされてるのかどうかよくわかりませんが・・・

 

うっすらとガウスでぼかした白のライティングを加えるとざらついた質感が浮かび上がります。

 

アイコンの素材サムネイルなんかで一時期とっても見ましたね、こういう感じの。。

 

 

③ 金箔和紙のようなテクスチャーを「クレヨンのコンテ画」で

途中まではひとつまえの質感を演出する作業と同じです。
黒カンバスに少し荒めに「粒状フィルム」をかけます。
「フィルター」/「スケッチ」/「クレヨンのコンテ画」を選択します。

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

描画レべル 4 背景レベル 2 拡大・縮小 101% に設定。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手すきの和紙のような、荒目の紙に似た質感が作れます。
左はそのままのもの、右は金色のグラデーションを描画モード「カラー」でオーバーレイしたものです。

 

 

 

 

全てのフィルター効果を身にできれば、表現の幅も広がりそうですね。
食わず嫌いをせずに、普段日の目を浴びないニッチなフィルター効果を普段のデザイン制作に活かしていきたいです。