新年、明けましておめでとうございます。
大晦日、甘酒を飲もうとプラプラしていたら、
衝撃的な注意書きを目にしました。
「就寝注意」
寝る人が多かったんでしょうね、、、
そんな話は置いておいて、国内外から優れた
レスポンシブサイトをピックアップしました。
2つしかない厳選してあるので、就寝せずお付き合いください。
でんぱ組.inc公式サイト
URL:http://dempagumi.dearstage.com/
なんだ、アイドルのサイトかよ、なんて言わないでください。
特徴的なのは、フレキシブルなレスポンシブサイトということです。
ブレークポイントは横幅630px以上と以下の1つですが、
横幅の指定がなく、どのウィンドウ幅でも最適化されています。
よくあるレスポンシブサイトで、ブレークポイントが横幅640pxで、
ウィンドウ幅が650pxの時に横スクロールが必要、なんてことがありません。
これならどんなデバイスでもレイアウトが最適化されます。
ウィンドウ幅に合わせてコンテンツ部分のパネルが上下しますが、
こちらはjQuery masonryというプラグインを使用しているようです。
基本的に画像の切り替えがないという点も、「ワンソースで」
というレスポンシブサイト本来の目的に適っています。
もちろん、レンダリングを向上させるポイントでもあります。
(画像の切り替えはロゴくらいのようです)
JESSE BOYKINS III
続いて、Jesse Boykins IIIというシンガーのサイトです。
背景に動画を埋め込むことで、このアーティストの世界観を伝えています。
こちらのサイトも、フレキシブルなレスポンシブサイトとなっています。
注目したい点は、下層ページのUIです。
PCのウィンドウ幅でも、ハンバーガーメニューを用いています。
PCとスマホでUIが統一されているため、
PCで閲覧したユーザーがスマホで閲覧した場合、
「UIが違う!」なんていうストレスがありません。
また、ハンバーガーメニューの上に「Menu」とツールチップを表示させている点も、
ユーザーの理解度を向上させ、細かいところに気を配ったUI設計だと感心します。
そして一番感心する点は、ナビゲーションバーが右下に配置されている点です。
これなら、近年の画面サイズが大きくなったデバイスでも、
片手でサクっとメニューを開くことが可能です。
PCサイトもスマホサイトも、ナビゲーションバーは上に設置されている場合が大半
だと思いますが、その常識を覆す素晴らしいUIだと思います。
iOSのタブ、Androidのナビゲーションバーは、
標準UIでそれぞれ下に設置されています。
常識を覆すと言っても、スマホに慣れたユーザーが違和感なく操作できる、
良質なUIと言えると思います。
まとめ
近年、モバイルフレンドリーが重要視されています。
その手段として、レスポンシブサイトが推奨されています。
レスポンシブサイトを制作する際、改めて考えたいのが、
「なぜレスポンシブにするのか」という点です。
デザインが各デバイスで最適化されていれば、
言葉の意味では「レスポンシブサイト」となります。
しかし、各デバイスで最適化、という本来の目的から考えると、
ソースコードやUI設計にも気を配らなくてはいけません。
- 不要な画像を多く読み込み、レンダリングが低下したサイト。
- スマホで使うことを考慮していないUI設計のサイト。
上記のサイトは、いくらデザイン上スマホに最適化されていても、
レスポンシブサイトとは到底呼べないサイトだと思います。
ユーザーの感情、思考、習性、環境などを考慮して、
良質なサイト設計を心掛けたいものです。