こんにちは!洗濯物を干すと雨が降る系デザイナーのタニグチです。
今週は写真合成のテクニックの一つ、Double Exposureについて紹介します。
Double Exposureとは
コマのフィルムに2回露出して、別々に写した二つの被写体を一つの画面に重ねる技法。多重露光。
もともとは写真の撮影技法で、様々なパターンの合成方法を総称してそう呼ぶらしいです。
例を見てみましょう。
人物と背景のオーバーレイによる合成
出典:Probably Okay!
人物に自然界のものを映しこむ合成
出典:Sodanie Chea
人物の体の一部が自然界のもの(建物も含む)に変化する合成。
出典:Brad Hammonds
写真はすべてflickrから。どの写真も独特な世界観を持っていますね。
作り方
Photoshopで作ってみました。自然界のものに人物を乗せる合成です。作り方はこちらのサイトから参照します。
複雑な技術は必要ありません。
1.準備
今回画像は
これと
これを使います。女性の写真は写真ACさんから、木の画像はブラシ素材で、こちらからダウンロードできます。
女性の画像をまず背景のない状態にします。
【切り抜き方】
背景との境界が分かりにくい素材を使う場合はパスを使ったりいろいろやり方がありますが、今回の画像は背景がただの白の為、自動選択ツールでざっくり選んで、ctrl+Jで簡単に切り抜けます。
今回は雰囲気を出すために調整レイヤーを足して白黒にしましょう
2.合成します
女性のレイヤーを上にし
木のレイヤーをctrl+クリックで選びます。
そしてその状態で女性のレイヤーをマスクします。
これでほぼできました。
3.調整
調整の仕方はひとそれぞれですが、今回自分が行った工程は、
【1】いらない部分をブラシで消して、パターンオーバーレイで木に少し質感を足す。
【2】女性のレイヤーの不透明度を80%程に下げる。
【3】背景以外のレイヤーをすべて結合し複製、複製したレイヤーの描画モードスクリーンにを変える
背景に質感を足し、完成です。
5.おまけ
多重露光写真を撮る方法や、アプリに関してもいろんなサイトで紹介しているので、興味があったら見てみるといいかもしれません。
こちらのサイトではMac用アプリの紹介をしています。Photoshopよりも簡単に、おしゃれな写真が作れるかもしれないですね。