先日スマートフォンサイトの使い勝手をレポートさせていただいたGoogle+なのですが、ついにiPhone用のアプリがリリースされましたので早速使ってみました。
Google流のトーン&マナーに則った、シンプルかつミニマムなインターフェースと操作感になっています。そして、やはりFacebookを意識しているところが随所に感じられるものの、基本的な機能がうまくまとめられています。
トップ画面はシンプル
トップ画面は極めてシンプルで、5つのメニューと設定画面へのボタンとなっています。
メニューは下記の5つ
・Stream
ストリームへのボタン
・Huddle
チャット、メッセージ機能へのボタン
・Photos
写真へのボタン
・Profile
自分のプロフィールページへのボタン
・Circles
サークルページへのボタン
一通りの機能がアプリ一つでまかなえるようになっており、サクサクと軽快に動くので操作感はかなりいいと言えます。
しかし、基本的にシンプルなアイコンのみで表示されるため、トップのメニューボタンはともかく、設定ボタンやホームボタン等、初めての人はどれがどのボタンなのかが分かりにくいように思います。
ただ、慣れてしまえばこれくらいシンプルな方が飽きがこず、長く使えるような気がしますので、一概には不親切だからダメとは言えないかもしれません。
立体的なストリーム画面
Google+の中でも、閲覧頻度が最も高いと思われるストリーム画面について、パッと見シンプルではあるのですが、実際に操作してみると、かなり立体的な造りになっていることに驚きます。
デフォルトでは、サークルに入れている人からの情報がタイムラインで流れているのですが、横方向にスクロールすると、「Incoming」「Nearby」という項目のタイムラインを見ることが可能になっています。
「Incoming」
自分をサークルに入れているが、自分はサークルに入れていないユーザーのタイムライン
「Nearby」
自分の現在地の近くにいるユーザーのタイムライン
さらにヘッダーには3つのボタンが付いていて、ホームに戻る(Facebookアプリと同じデザインのボタン!)、チェックイン、コメントのシェアにそれぞれ割り当てられています。
Photosも立体的!?
Photoも実はとても立体的…、というか深い構造になっていて、自分がアップロードした写真やプロフィール写真はもちろん、サークルに入っているユーザーの写真、さらにはデバイス内の写真も全て表示することが可能になっています。
つまり、オンライン上の写真だけではなく、デバイス上のオフラインコンテンツも一元管理されており、アップロード・シェアが非常に簡単に行えるようになっています。
ちなみに、オンライン上の写真を扱っていながら動作は非常に経過で全くストレスを感じないため、オンライン/オフラインの感覚を忘れてしまいそうです。
全体的に完成度は高いが…
いくつか特徴的な部分をご紹介してきましたが、今のところ不具合もなく動作も非常に軽快で、申し分ないものにはなっているのですが、いくつか気になる点、というか要望も挙げておこうと思います。
まずは、英語のインターフェースになっているので、日本語版も出るといいな、という点。
Google+自体がまだベータ版ということもあって、仕方がない部分ではあるのですが、早く日本語のインターフェースにして欲しいところですね。
次に、プロフィールなどの設定ができない点。
PC環境がないと設定の変更ができないのは少々不自由さを感じます。
ブラウザベースでのスマートフォンサイトでも閲覧できないので、今後も追加されない機能かもしれません。
以上、速報レビューをお送りしましたが、ベータ版のサービスとは言え完成度が高く、位置情報や近況のシェアなど非常に使いやすい印象を受けました。
個人的には以前もお話ししたように、スマートフォンとSNSの連携と利便性向上こそが、シェア拡大の大きな原動力であると思っています。そういった中、このアプリの内容を考えてみると、中々いい線いっているのではないかと思ってしまいます。