ちょっと強引な最後の手段。大幅時短でPhotoshopで髪の毛を切り抜く裏ワザ。

こんにちは。Akiです。
今年の冬はしぶといですね。。早くあったかくなってほしい!

さて、人物画像や動物などの素材を切りぬいて使用する機会は多いですが、
一本一本を細かく範囲指定しているととても時間がかかります。。。
今回ご紹介するのはちょっと…かなり強引なやり方ですが、時間と戦うデザイナーさんの最後の手段として、参考程度にご紹介したいと思います。

元データはこちら。

この女性を切り抜いて、違和感なく、濃いめのビビッドピンクの上に乗せたいです。

 

STEP 01

写真全体が暗かったので、トーンカーブで色味を調整してから、作業に入ります。

 

STEP 02

背景をざっくりとピッカーで拾って抜きます。
許容値は10に設定しました。切り抜いてはいけない場所が欠けなければ大雑把でOKです。

 

STEP 03

背景を用意します。

 

STEP 04

先ほど切り抜いたレイヤーを背景に乗せます。
ここで、切り抜いたレイヤーの描画モードを「乗算」に設定します。

 

STEP 05

先ほど乗算に設定したレイヤーの下に、レイヤーをコピーして重ねます。
背景と乗算レイヤーに挟まれた場所にある切り抜きレイヤーのコピーに、カラーオーバーレイで白を設定します。

 

STEP 06

あとは、カラーオーバーレイを指定したレイヤーの髪の部分を、大きめのぼかしで消していき、乗算レイヤーと背景をなじませていきます。
色を保持しなければならない顔周りや腕の部分はあらかじめ範囲指定で保護しておき、さくさく消して行きます。

 

FIX!

完成したのが、こちら。

 

背景色によっては使えない場合もありますし、例えばこれが金髪の外人さんの写真だったりすると
乗算レイヤーが背景を透かしてしまうためNGだったりしますが、大幅な時短にはなります。
厳密な髪の色味を再現できないので、もちろん案件は選びますが、
いかにも切り抜きました、なジャギーも出ないので、比較的美しく髪の繊細さを表現することができるのではないでしょうか。