TIMM YouTubeLive配信レポート ~SNSで情報拡散されて動画視聴に繋がるまで

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世界と日本の音楽ビジネス交流の場として、音楽ビジネスの活性化と商談の促進を目指して毎年開催されている「東京国際ミュージックマーケット」(TIMM:Tokyo International Music Market)が、今年も10/22~24の3日間で開催されました。

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 http://www.tiffcom.jp/2013/ja/

このイベントは、経済産業省が推進する「JAPAN国際コンテンツフェスティバル(CoFesta)」の一環として開催されており、今年で10回目を迎え、お台場を会場として「TIFFCOM」「東京国際アニメ祭」とコンテンツ商談会と会場を共有して行われました。一連のイベントは、政府が推し進めている”日本のコンテンツ”、いわゆる「クールジャパン」の世界市場へのセールスに関わるものであり、関係各所が非常に力を込めているイベントでもあります。

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10/23には、Zeppダイバーシティー東京を会場に”ショーケースライブ”と称して、一般のお客様を招待しての音楽ライブが行われます。今年はUNISON SQUARE GARDENや川畑要・moumoonなど、17組のアーティストが出演しました。弊社、株式会社アクトゼロは、このライブの様子を毎年ウェブ動画中継しています。(参照:配信直前レポート!2011 TIMM ショーケースライブUstreamの舞台裏 LiveShell Proを実践投入!TIMMのライブの様子をUstで配信

TIMMの運営母体である、一般財団法人 音楽産業・文化振興財団(PROMIC)が実施しているプロジェクト「PROMIC.tv」では、オリジナルのYouTubeチャンネルを設けて、世界のYouTubeユーザーに動画で日本の音楽の魅力を伝えています。(参照:日本のポップカルチャーを世界へ。Promic.tvオープンしました!) 昨年まではUstreamでショーケースライブの様子を配信していましたが、今年はPROMIC.tvのYouTubeチャンネル上で、YouTubeLiveによる動画中継を行いました。

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 ※アーカイブ配信はありませんのでご了承下さい。

ライブの撮影には、HDのカメラを4基投入。ステージの面に上手・下手に1台づつ、後方2F席に引きっ放しと寄りカメラを1台づつ配備。4ソースの映像をタイミングよく切り替えながらテレビ放送クォリティーのライブ動画を制作していきます。

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ライブ中継の動画は、配信チームに引き継がれ、YouTubeLiveに適した形に変換してYouTubeのサーバーへアップロードし、配信を行っていきます。出演中のアーティスト名やTIMMのロゴ等のテロップも載せながら配信していきます。

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収録・配信以外にも、会場にライブ中継と同じ映像を映したり、各アーティストの出囃子となるビデオや、イベントのロゴなどを映し出すため、映像の送出チームもスタンバイ。舞台監督のインカムの指示に併せて、適切なタイミングで事前に制作しておいた映像ネタを送出していきます。

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配信主はYouTubeのアナリティクスでどのように視聴されているかの状況を把握することができます。下の図は配信が終了した後のアナリティクスの表示画面です。閲覧時のビットレート別に同時接続視聴者数の推移がグラフで表示されます。

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常時、400前後の同時接続がありましたが、グラフ中で書き加えたAの時点(19:30)から徐々に同時視聴者数が増え始め、Bの時点(20:20)に全配信のピークである620の同時接続数に達しました。この間、ソーシャル上で行われた情報拡散が行われていました。

AとBのちょうど中間の時間帯である20時頃から、「UNISON SQUARE GARDEN」の本番中でした。ユニゾン・スクエア・ガーデンは、スリーピースロックバンドで、特に若い女性の間で人気があるようです。彼等のファンたちが、中継動画を見ながら、そろそろ出演しそうだという情報をtwitterで大量に発信していきます。これがユニゾンの本番前であるAの時点にあたります。

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ユニゾンの中継動画が始まりそうだという情報はファンの間でtwitterなどにより情報拡散され、同時接続数が増加していきました。そしてユニゾンの出演終了直後のB時点でピークに達し、終了後には、ユニゾンのパフォーマンスに対する感想のツイートが並びました。

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ユニゾンが終わると、急激に同時視聴数が減っています。恐らく、ユニゾンのファンの皆さんが一気に視聴を止めたのだと思います。出演者の人気の度合いが、視聴数に反映するという良い例といえるのではないでしょうか。

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およそ5時間に渡る中継も、配信事故等なく、無事終了することができました。日本だけでなく、海外の皆さんにも日本の音楽コンテンツを楽しんで頂けたようです。ライブ自体も終始、大盛り上がりで海外のバイヤーに存分にPRすることができたようでした。

海外では、韓国のK-POPに押されがちなJ-POPですが、こうした機会を活用して普及に繋がればと思います。