LiveShell Proを実践投入!TIMMのライブの様子をUstで配信

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世界と日本の音楽ビジネス交流の場として、音楽ビジネスの活性化と商談の促進を目指して毎年10月に開催される「東京国際ミュージックマーケット」(TIMM:Tokyo International Music Market 10/24-25)。第9回を迎えた今年は、会場を品川からお台場に移し、「TIFFCOM 2012」「東京国際アニメ祭2012秋」「Creative Market Tokyo2012」の他コンテンツ商談会と会場を共有して、更に大規模な産業振興イベントとして開催されました。

最終日には、Zeppダイバーシティー東京を会場に”ショーケースライブ”と称して、一般のお客様を招待してライブが行われます。今年は中川翔子や東京女子流・D☆DATEなど、17組のアーティストが出演しました。弊社、株式会社アクトゼロは、このライブの様子を毎年Ustream中継しています。(参照:配信直前レポート!2011 TIMM ショーケースライブUstreamの舞台裏

 配信にLiveShell Proを利用!

本サイトでもご紹介したことのある、株式会社CerevoのLiveShell PRO。(参照:高画質HDライブ映像配信を手軽に実現できる「LiveShell PRO」) 720pのHD映像配信を可能にしたこの機材、発売に先駆けて、先行体験モニターを募集していたため、今回の配信に使ってみるべくお借りすることができました。

液晶表示模型?の箱で送られてきました。開発中のサンプルでも入っていたのでしょうか?

 発表会の会場でも拝見しましたが、ちょうど手のひらに乗る程度のサイズ。
ややずっしりと重みを感じる350g。

使い方は、従来のLiveShellと全く同じです。登録や操作は全てwebアプリケーション経由で行いますが、手順に従って登録済みのアカウントにLiveShellの新規追加を行っていけばOK。

これまでのLiveShellにもう一台追加されて、操作を切り替えることができます。

 従来のLiveShellとの大きな違いの一つ、カスタムモードで細かく画質等の調整が可能に。

配信の現場 

現場にはUstream配信のために自由に使えるインターネット回線がありません。WiMax等の無線系で行うことも考えましたが、安全性を考え、光回線を手配しました。手配可能・不可能な場所がありますが、可能な場所であれば3-4週間あれば引くことができます。しかし、今回、諸々の事情で依頼できたのが2週前。どうにかイベント数日前に開通が間に合いました。配電盤から50mのLANケーブルを引いて映像基地までインターネット回線を引きます。

写真は下見の際の配電盤内の写真。今回もNTT東日本のKさんには助けてもらいました…。Zeppダイバーシティ東京では、同様の目的で回線を引く場合が多いとか。ある程度、それを想定して配電盤が作られているので、比較的工事は簡単に済みます。こちらの施設では、最大5回線まで引けるような準備がされているのだとか。

撮影にはHDで4カメ投入。ステージの面に上手・下手にハンディーを1台づつ。後方2F席に引きっ放しと寄りカメラを1台づつ配備。スイッチャー機はmacで操作する”ATEM Television Studio”を使用。

 収録・配信以外にも、会場にスイッチング映像やアタックビデオ・イベントのロゴなどを映し出すため、映像の送出チームもスタンバイ。舞台監督のインカムの指示に併せて、適切なタイミングで事前に制作しておいた映像ネタを送出していきます。

Ustreamの編成チームに、事前に「今後の注目イベント」への掲載を依頼。掲載されるか否かは編成チームの判断次第のようですが、しっかりと掲載して頂くことができました。また、メールマガジンでもバナー入で紹介頂けました。ご尽力頂いたUst社のHさんにも感謝!

 Ust配信自体のセッティングは1時間もあれば終了することができました。面倒な調整が不要なところがLiveShellの良い所。写真左がPRO。スイッチャーのプログラムアウトからHDMI経由でダイレクトに結線しています。画質はHD画質で非常にグッド。写真右のLiveShellは予備用に弊社のデモアカウントで配信したもの。フルHDのHDMI信号を、480pに変換するコンバーターを介して配信します。(参考:480pのHDMI信号に変換してLiveShellでUstream

また、Ustream社からのオファーにより、アメーバピグのピグチャンネルにもUstreamのサイマル配信を行いました。Ust画面を、ブログ等に貼り付けるようなものなので、こちら経由の視聴者数もUstの視聴者数としてカウントされます。配信中はどの視聴ルームも満室になり、相当数の視聴者数を上乗せすることができたようです。Ust社のKさんにはギリギリまでお世話になりました…。 (注:アーティスト部分は画像を加工しています。)

ピーク時では、同時視聴者数2500人、最終的には合計視聴者数は約4万人の数字を獲得。ソーシャルストリームも常に流れるような状況でした。

LiveShell・PROともに、 16:30~21:30の、5時間という比較的長時間に渡る配信でしたが、無事に果たしてくれました。視聴者の環境によってはカクついたという報告がいくつかありましたが、弊社のモニター環境(現場・弊社事務所等、合計8ソース)では、概ね問題なく視聴できており、配信を成功することができました。ライブも終始、大盛り上がりで、日本の音楽コンテンツを海外のバイヤーにPRすることができたようでした。