インドネシアのモバイル通信計測マップ~ジャカルタの交通・観光について~

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あけましておめでとうございます。本年も弊社アクトゼロのサイトでは、ソーシャルメディアやweb・映像の情報など幅広く発信してまいります。何卒宜しく申し上げます。

さて、今年は年末年始併せて9連休・今日から仕事始めという方も多いと思います。(弊社も本日より通常営業です。) そのため、帰郷や旅行など、遠くまで足を延ばした方も少なくないのではないでしょうか。私は初めて正月を海外、インドネシア・ジャカルタで過ごしてきました。航空券のキャンセルが出なくて半ば諦めていたのですが、年末ギリギリのタイミングでキャンセルが出たため、急な洋行となりました。

ジャカルタのモバイル事情をgoogle mapのマイマップで

さて、今回の旅日記を綴る前に。昨年10月、ジャカルタのモバイル事情や実際の通信速度を計測した結果を記事としてをお伝えいたしました。(2012.10.15「インドネシア・ジャカルタのモバイル事情を現地で調べてきた」) 今回も前回同様、ジャカルタ北部、コタにある秋葉原のような、電器店の集まる”マンガドゥアモール”にあるイェニーさんのお店でSIMカードを購入し、モバイル通信を行いました。

今回もイェニーさんにはいろいろ教わりました。
キャリアはAXIS。1.5GB、1ヶ月使用で15,000ルピア(約135円)。
日本の感覚からすればタダのようなものです。 

今回も様々な場所を訪れたのですが、行った先々で上り・下りの速度を計測してきました。概ね、ジャカルタ市内は(日本と比べると低速ですが)安定した通信ができていました。

前回の情報も併せて、その結果をgoogle mapのマイマップにまとめてみました。以下のリンク先をご参照下さい。何かのお役に立てれば幸いです。(もし、情報を追加して下さる方がいらっしゃいましたら、私高寺までメール takadera@actzero.jp でご連絡ください。よろこんで共同編集のご案内をさせて頂きますので。)

 google map マイマップ:インドネシアのモバイル通信計測マップ

ジャカルタ市内を走る公共交通機関

ところで今回、現地の友人に地元の観光案内をしてもらう機会がありました。その折に、様々な公共交通機関に乗る機会がありました。安全性とコストが高い順番にご紹介してみましょう。

私達外国人にとって移動の要となるのは、治安的な安全性や、行き先に必ず連れて行ってもらえる確実性からタクシーが真っ先に挙げられます。


評判のブルーバード社。車は安心と信頼のトヨタ製。初乗りは6000ルピア、なんと約54円です。同社を騙る悪徳業者も居るのでフロントに白文字で「Blue bird Group」と書いているか否かに注意しましょう。同社のグループで”シルバーバード”というプレミアムクラスもありますが、ベンツなどを使用しており、車種・価格もワンランク高とはいえ、初乗り8000ルピア(約72円)です。どこに行くにも数百円程度で済みます。(空港~市内ホテルでも高速料金含めて1500円程度でしょうか。)

私は、インドネシアではブルーバードグループ以外は信用しません。何度、他社のタクシーで、メーターをわざと使わずボッタくられたことやら…。 運転手さんの英語スキルはカタコトの人から、雑談できる程度のスキルがある人もたまにいます。

次いで、transjakartaでしょうか。ここから安全性・コストともにガクンとダウンします。車内でのスリには十分に注意しましょう。

ジャカルタを一度でも訪れた人はお気づきだと思いますが、いたるところの道路中央部分に専用バスレーンがあり、専用のバス停で乗り降りをします。市内主要12路線を巡っています。

料金は3500ルピア(約31円)。バス停から出ないで乗り継げば何路線乗っても無料です。いわば地下鉄代わりといったところでしょうか。慢性的な渋滞に病むジャカルタの交通事情の中、渋滞を尻目に、なかなか快適な移動ができます。

5~10分程度の間隔で運行しています。ただ、時間帯や路線に寄っては満員になったり、交差点では一般の車両と一緒になるため、長時間信号待ちになることもあります。

 

次いで鉄道でしょうか。遠距離・中距離の移動だけでなく、市内の移動にも使えます。30分に一本くらいの割合で運行しています。運賃は、15分程度の距離(Cikini~Cota)で7500ルピア(約68円)、30分程度の距離(Cota~tanjung barat)で15,000ルピア(135円)くらい。車輌の多くは、ODAにより輸出された日本の中古車輌が使われています。そのため、車輌のあちこちに漢字が多用されています。先頭には”準急”と掲示が出ちゃっているものの、各駅停車です。

中には、東京メトロのアライグマ(猫耳?)マークがそのまま残っている車輌も。ちなみに、下記の車輌は女性専用車輌。ガードマンも乗車しており、けっこうしっかりと取り締まっています。

車内は、勿論路線や時間帯によりますが、概ね大混雑。肌と肌が付く程度に身動きが取れない感じです。下記写真は明るいですが、殆どの車輌では何故か車内の電灯が付いていない上、日光を遮るスモークが窓に貼られており、薄暗いことが多かったです。スリが多発するらしいので注意が必要です。通勤時間には、電車の屋根にまで人が乗るとの噂の電車です。

下記写真は日本の中古車輌ではなく、現地製(?)の車輌に乗った際の様子。全般的に作りが荒いだけでなく、なんと走行中のドアが閉まりません。風通しが良くはあるのですが…。ちなみに、この時はまだ乗車率が低かったので皆余裕でしたが、数分後、上記写真ほどに混んできたのですが、皆器用に電車から落とされずに乗っていました…。

電車に次ぐ交通機関は、ダムリ社による大型バスによる路線バスのようです。日本でイメージする観光バスや路線バスのサイズです。運賃は3000~5000ルピア(約27~45円)程度のようです。これには乗車していないので割愛します。

その次はメトロミニと呼ばれる、中型のバス。マイクロバス程度のサイズのバスをよく目にします。バス前面には派手な文字や絵が書かれていますが、特に行き先という訳ではなく、ドライバーの趣味で飾っているだけなのだとか。

中型バスの他、小型の乗合バスもあります。「アンコッ」とか「ミクロレッ」等、様々な呼び名がありますが、大型の乗用車の後部座席を簡単なベンチシートに改造して、7-8人位が乗れるようにしたものです。メトロミニとともに、市内13箇所あるバスターミナル間を結んでおり、好きなタイミングで乗車・降車ができます。運賃は降りる時に運転手に渡しますが、1回の乗車で2000ルピア(約18円)です。

その他に、バイクタクシーの「オジェッ」も、町中の至る所でスタンバイしています。後部座席に座って移動します。運賃は交渉制ですが、外国人相手だと高額をふっかけてきがちのようです。 料金はタクシーよりも少し安い程度だとか。

また、バジャイと呼ばれる、バイクを改造した三輪車もインドネシアらしい風景です。近距離の移動に適しており、歩いて10分程度の距離で10000ルピア(約90円)程度が目安とか。こちらも外国人相手だと高額をふっかけてきがちのようです。

ローカルの友人に案内してもらってジャカルタ観光 

2013年1月1日。元旦にあたるこの日、ジャカルタ在住の友人と会い、ジャカルタの観光の案内をしてもらいました。先導役は、以前日本に4人組で来たうちの2人、NさんとLさん。(参照:ジャカルタ娘達に聞いた!インドネシアのSNS・スマホ事情

ローカルならではの経験をいろいろさせてもらいました。

会ってまずは移動ですが、かねがね興味はあったものの、乗り方や行き先が全く分からず乗ることができなかった小型乗合バス「アンコッ」に乗車。 基本、ドアは開けっ放し。エアコンは無いのですが、風通しが意外と良いのです。

下記写真で、写真右下の袋に詰められた大量の豆を運搬するおっちゃんは、女性が乗ってきたタイミングで席を譲り、ドア部分に箱乗り状態になりました。行儀よく”並んで待つ”という文化が無いこの国ですが、意外と女性やお年寄りに席を譲る光景は、電車・transjakartaでも見られました。”弱者を守る”意識は強いのでしょうか。

ジャカルタ北部、コタに位置するファタヒラ広場に到着。インドネシアはかつてオランダの植民地だったのですが、当時の建物が多く残っています。それらは現在では様々な博物館として機能しています。

その後、電車で一気に南下し、ジャカルタ南部に位置する「タマン・ミニ・インドネシア・インダー」というテーマパークへ。インドネシア全土の家屋や、各種博物館があり、インドネシアを理解するにはもってこいの施設です。ですが、この日1/1は、インドネシアではクリスマス前後から続いた休暇期間のラストの日で、すごい人の数…。インドネシア全土から観光に訪れているのだとか。場内はバイクや車の大渋滞、移動もできない程だったので、早々に退散することに。

静かな所に行こう、ということでさらに南下して向かったのが、ジャカルタの隣の市であるデポックにあるインドネシア大学。ここはインドネシア唯一の国立大学で、学園都市として機能しているとか。キャンパスが広大なので、巡回バスが走っているほど。日本でいうと筑波大学のような所でしょうか。案内してくれたNさん・Lさんの母校なのだとか。二人ともエリートだったのですね。湖を中心に建物があり、確かに静かで綺麗なキャンパスです。

敬虔なイスラム教徒であるNさんは、「ちょっとお祈りしてきます」と、キャンパス内にある祈祷用施設へ。大学内に専用の施設があるのも、イスラム圏ならではですね。近くに住む市民も自由に使えるのだとか。教徒ではない一般人でも、お祈りスペースの周囲にある休憩用の回廊までは入ることができるので、そこでしばしNさん待ち。

おやつに「Siomay」を食べました。日本でイメージする焼売とは違い、魚のすり身を皮なしで蒸したものです。他に豆腐やジャガイモも一緒に蒸されており、甘辛いピーナッツソースをかけて食べます。自転車で売りに来ている露天商から買います。味は想像通りですが、なかなか悪くありません。

ところで、ローカルの食堂で食事を注文すると、日本の感覚よりも量が3/2程度で少ないなぁと思っています。だからでしょうか、インドネシア人はSiomayのように、おやつではない、食事に近い間食をよくする習慣があります。(「ミー・バッソ」と呼ばれる、フィッシュボール入汁そばも時間関係なくよく食べています。) 1回の食事の量が少ないから間食するのか、間食したいから食事の量が少ないのか…。

広大なキャンパスには住み着いている野良猫が沢山いました。学生さんが可愛がる姿や、警備員の人が餌をあげている姿も見受けられました。町中で見かける野良猫よりも綺麗な猫が多かったです。

最後に、例のバイクタクシー”オジェッ”に乗って、Nさんのご自宅に。ピンク色の外観は、お母さんの趣味なのだとか。妹さんご夫婦が同居されており、その娘サファちゃん(3歳・Nさんにとっては姪っ子)も一緒に住んでいます。ベタですが、日本から持ってきた竹トンボと紙風船に喜んでもらえました。なついてもらえるととても可愛いものです。つい、頭を撫でたくなりますが、イスラム圏では子供の頭を撫でるのはタブーであることを思い出して我慢。みんなで近所の露天で夕食です。

”アヤム・ゴレン”定食です。味をつけて煮た鶏肉を、提供直前に油で揚げたものです。豆腐とテンペ(大豆を発酵させた食品。豆感を存分に残した豆腐のような味でしょうか)が添えられています。ローカルの皆さんのように、手づかみで食べます。写真には写っていませんが、手を洗うためのフィンガーボールも準備されています。

非常に美味しいんです、これが。程良いスパイスの風味とジューシーな肉の味が、ライスによく合います。「インドネシア人は、甘いお茶や食べ物が好きで、揚げ物や肉をよく食べるから糖尿病になりやすいんだよね…」とLさんがボソリ。その割にはスリムな人が多いんですけどね。

このような感じの元旦をジャカルタで過ごし、なかなか一人で行った時には経験できないことを体験できた年末年始でした。しかし、クーラーが必要なほど暑い中迎えた大晦日・年越しは、全く正月という気がせず、気候の寒い日本に戻ってきておせちの残りをつまんだところでようやく正月という気分になりました。

今年も引き続き、インドネシアの情報もいろいろお伝えしていこうと思います。さあ、今日から仕事も再起動。頑張ってまいりましょう!