京都・祇園祭をPinterst・Facebookで伝えてみて 結果まとめ

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前回の私の記事(ただいま、京都・祇園祭の魅力をPinterestでご紹介中!~Pinterestを本格的に運用してみて~)でお伝えしましたが、毎年、弊社では、新しいwebや映像の技術の実験の場として、京都・祇園祭の情報発信を行なっています。昨年はUstreamによる完全密着中継を行いましたが、今年は、facebookの次に流行が来るのではないかと言われている「Pinterest」(京都祇園祭 Kyoto Gion Festival)で写真による情報発信を行ないました。

17日(火)には、メインのイベントといえる「山鉾巡行」という、全33基の山鉾と呼ばれる山車が京都市内を練り歩く行事があります。毎年、この前後に梅雨明け宣言がなされるのですが、今年も前日に宣言が出され、気温が35度を超す晴天の下、撮影・更新しました。毎年、これですっかり日焼けしてしまい、クライアントからは一足早い夏休みと勘違いされるのも恒例となっています。笑

今日は、当社が行った、祇園祭のPinterest企画について振り返ってみようと思います。本格的にPinterestによるキャンペーンがまだ一般的でない中なので、何かのお役に立つのではないかと思います。

企画・実施概要

◆企画内容:
・自社スタッフ(1名)が祇園祭の行われている京都を旅行する目線で写真を撮影する。(写真は雰囲気・センスを重視した作品として撮影する。)写真は、SNS「Pinterest」に投稿する。
・リアルタイム性が求められる情報(今、どこで何を行なっているか)は、twitterと連動させたFacebookページで写真付きで更新。

◆目的
・Pinterestを使ったキャンペーンの実験/当社のプロモーション
・Pinterestのフォロワー数を増やす。Facebookページは、ファン数を増やすことで、本企画に関する情報の拡散・ユーザーをPinterestへ誘導する。

◆現地からの更新:2012年7月14日(土)~18日(水)  5日間

◆更新頻度:
Pinterest:189pins(Repin含む) 1日あたり、1~4回程度更新。
Facebookページ:28回  1日あたり、1~11回更新。

 Pinterestについて

Pinterestは現状、インサイト機能がありません。(今後、ビジネス利用を進めていくのであれば必須だと思うので今後に期待ですが・・・) そのため、詳細な情報は取れないのが残念なのですが、いくつか数字を基に検証して行きましょう。

◆フォロワー状況とPin数(7/22・16時現在) 

Board Followers Pins
ページ全体 73 189
Gion Festival 2012 64 85
ENNNICHI 55 13
People of Kyoto 55 8
Kyoto Sweets 53 11
Parttern of Japan 55 9
Kyoto cuisine 53 13
The street of Kyoto 55 14
Temples-and-Shrines in Kyoto 56 12
Scenery of Kyoto 56 11
Miscellaneous goods of Kyoto 54 13

Pinterestは、Board単位でもフォローできるため、Boardによってフォロワー数が異なります。トップをフォローすると、全てのBoardをフォローしたことになります。

やはり、追加数(Pin数)が多く、更新頻度が高かった「Gion Festival 2012」がBoard単位では最も人気があったようです。その他のBoardも、京都に関連したものだったこともあり、「Follow all」したユーザーからも、Board単位でのUnfollowが少なかったといえるのではないでしょうか。

こちらのグラフは、全体のフォロワー数の伸びを示すグラフです。比較的マメに、フォロワー数の推移をメモしていたのです。(Y軸:総フォロワー数 X軸:記録した日_時間)

当然ですが、Pinterest・Facebookの更新頻度が上がり、露出がピークだった17日(山鉾巡行)に、フォロワー数の伸びが見られます。積極的な更新が終わった18日以降も、微増ながら伸び続けています。Repinされた画像が、Pinterest上を回遊し、本企画のPinterestに辿り着いたユーザーが居るのでしょう。このまま放っておいても、恐らく微増を続けるのではないかと思います。

Facebookページについて 

昨年のUstream企画で使ったFacebookページをそのまま流用しました。昨年の終了後、ファン数は650程度だったのですが、企画の本格開始前の7/13時点で、1050程度までに伸びました。更新を殆どしていないにも関わらず、およそ1年で1.5倍までに伸びました。祇園祭というコンテンツの魅力の証のような気がします。

最終的には、1178人(7/22現在)までにファン数は伸びました。企画前の1割増といったところでしょうか。こう考えると、リアルタイムでファンと長時間接触し続けるUstreamのファン獲得する力は見逃せない気がします。

こちらは、facebookのインサイトから、リーチに関する数字をピックアップしてみました。

日本ではfacebookユーザーの男女比は、男性約55%、女性約45%と言われているため、本facebookページでも全く同じ傾向が見られます。一般的にfacebookユーザーは、25-34歳が最も多いと言われる中、本ページでは、35-44歳にも多くリーチしています。「祭」というネタが、こうした少し上の世代にもウケた証拠といえるのではないでしょうか。

国別に見ると、日本からのアクセスが多い中、アメリカを差し置いて、台湾から多数のアクセスがあったようです。市町村別に見ると、東京都・京都市以外は殆ど台湾です。台湾は親日国とはよく聞きますが、伝統的な祭に関しても興味の対象となっているのでしょう。

こちらはページのアクセス状況です。やはり、更新頻度のピークだった7/17付近にアクセスが集中しています。情報の質は勿論ですが、定期的な情報発信が、数字を稼ぐ最低条件といえるでしょう。外部のリンク元として、3番目にpinterest.comからが挙げられています。

Pinterestの写真には、必ずfacebookページへのリンクを貼ってランディングさせました。今後、Pinterestのユーザー数が増えた時、Pinterest経由でランディング先に誘導する流れでアクセスが稼げるようになれば、いろいろビジネス利用の機会も増えるだろうと思います。

以上、当社の祇園祭企画におけるPinterestとFacebookについてご報告でした。

個人的な感想としては、普段、映像畑の仕事が多い中、慣れない一眼レフでの撮影スタイルが難しく、でもそれが楽しかったりもしました。編集が前提で複数の素材を組み合わせて情報を伝える映像と、一瞬を切り抜いて一枚絵で情報を伝えなければならない写真。同じ撮影でも、その違いが体感できました。(これを機に、趣味で写真にハマりそうな気がしています。)

今後、ユーザー数の伸びに連れて、日本でもPinterestを使ったプロモーション企画やキャンペーンが多数行われていくでしょう。こうした件でお悩みの際には、是非弊社までご連絡下さい!