Twitterアラートで緊急時の情報収集が変わる

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水曜日のソーシャルメディアインサイト、アクトゼロの山田がお送りします。

みなさんは、地震や台風といった災害時に、どういったところで情報を収集していますか?
ほとんどの方は、テレビやラジオといったマスメディアを見たり聴いたりしているのではないかと思います。

ただ、台風のように進路があらかじめ予測されている場合はともかく、突発的に発生する地震などでは、身の回りにテレビやラジオがある保証はありません。
さらに、放送される情報が比較的広範囲を対象としたものであることも多く、本当に自分に近い情報を必要に応じて手に入れることは結構難しいような気がしています。

東海地震や南海トラフ地震、はたまた首都直下型地震といった巨大災害が懸念される昨今、緊急時における自治体や団体、企業からの正確な情報発信の重要性が高まっています。そんな状況の中、Twitterが「Twitterアラート」という、緊急時にアラート(情報)を配信する機能をリリースしています。

スマートフォンが身の回りにある確率が高い現代において、自分に必要な情報だけを収集するツールとして、注目すべきサービスとなっています。

Twitterアラートとは?

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Twitterアラートは、新しくTwitterに追加された機能で、緊急時に正確な情報を配信するための仕組みです。
現時点でこの機能は、日本、アメリカ、韓国の3か国だけで利用でき、緊急情報を発信する必要がある(もしくは、正確な情報を持っている)自治体や団体が、受信の設定をしているユーザーに対し、緊急時に優先的に情報を配信するというものです。

Twitterアラートサイトより

Twitterアラートサイトより

この機能は、緊急時に解放される機能というよりは、配信する主体と受信するユーザーがそれぞれ、あらかじめ登録や設定をしておかなければいけません。

緊急時って?

冒頭から“緊急時”というキーワードを使ってきましたが、今回のTwiterアラートにおいて、“緊急時”とはどのような場合を示しているのでしょうか。
主だったものとして、下記のようなケースが挙げられています。

・自然災害
・放射性物質の漏出
・サイバー脅威(大規模な影響が懸念されるもの)
・テロの脅威またはテロ行為の発生
・一般市民の生命を脅かす犯罪行為
・主要交通機関の事故

基本的な前提として、多くの一般市民に影響する何かしらの危険な状況ということです。
もちろん、小規模な場合であったとしても、生命に危険が及ぶ事態では、緊急時として判断されるようです。

登録できる機関や団体は?

緊急時にアラートを発信するためには、あらかじめ登録しておく必要があります。

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ただ、どんな機関や団体でもいいというわけではなく、一定の基準が設けられています。

・警察および安全対策機関
・緊急通報受理機関
・地方自治体およびその付属機関
・地方自治体の業務を担う郡または地区の行政サービス機関
・特定の政府官公庁、民間非営利団体

上記の内容からも分かるように、自治体や公共サービスを行う機関や団体に限られており、どの企業でも登録できるわけではないようです。
さらにアラートの利用も制限されていて、当然ながら自治体等の一般的なお知らせを送ることや、商用目的の配信は禁止されています。

自治体や行政機関の多くはTwitterアカウントを持っていると思われますので、より多くの自治体や行政機関が登録することを願います。

 受け取る側の設定は?

それでは、一般のTwitterユーザーがアラートを受け取るために、どのように設定するのかをご紹介します。
アラートの受信する機能は配信する機能と異なり、全てのTwitterユーザーに提供されます。利用設定は非常に簡単で、ワンクリックで完了します。

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アラートを発信しているアカウントは、登録済み団体の一覧ページに掲載されています。
現在は、東京都消防庁や東京都防災といったような、東京を中心としたアカウントが並んでいますが、今後多くの自治体の登録が進めば、各地域のアラートも発信されることになると考えられます。

赤枠のボタンをクリックすれば完了

赤枠のボタンをクリックすれば完了

アラートの受信設定は、各アカウントのページに遷移し、「@○○からのアラートを受信する」をクリックするだけです。

緊急時にこのアカウントからのアラートが、優先的に配信されます。

まとめ

2011年の東日本大震災以降、緊急時における情報の収集やその内容の正確さについて、多くの方が関心を持っているはずです。
個人的には、テレビやラジオといったマスメディアにおける最大公約数的な情報発信を受け取るだけでなく、ネットメディアやSNSの活用によって、いかに自分に直接関係のある情報を収集して、身近な人たちに共有拡散していくかという点がポイントになると考えています。

さらに、特定のメディアの視点を介さずに、情報を持っている人が正しい情報を直接伝えられることがとても重要だと感じています。
まだまだ、始まったばかりのサービスではありますが、もしもの時に備えて、多くの機関の登録を願うとともに、みなさんも自分に関係のあるアラートの受信設定をしておきましょう。

Twitterアラート

アクトゼロ / 山田佳祐