Google+ Hangouts On AirはUstreamと競合するか?

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先日12月14日、米googleは12月14日(現地時間)、ソーシャルサービス「google+」のビデオチャット機能「ハングアウト」に、モバイルからの参加も可能になったりなど、いくつかの新機能を追加したと発表しました。(ITmediaニュース) この追加機能の中で、web映像の観点から気になるものが、ビデオチャットの様子を生放送できる「On Air」機能の拡大です。

google+の「ハングアウト」と”On Air機能”

ハングアウトとは、google+のサークル内の仲間と複数人で、webカメラを使って友人の顔を見ながら会話(チャット)を楽しめる機能。同時に参加できる人数は最大10人。

ちなみに、「Hangouts」という英単語には、「溜まり場」という意味があるようです。サークル内の友人どうしがふらりと立ち寄って交流する、といった雰囲気になるのでしょう。

Google+がローンチされた頃、早速試してみました。
Hangouts内でYouTube動画を一緒に視聴もできます。

「Google Docs」を使ってユーザー同士で共同作業をしたり、手描きのメモやスケッチを共有できる機能もあるようです。(Hangouts with extras

 このHangoutsで行われるビデオチャットの様子を、そのままライブ中継する機能が「OnAir機能」です。これまでは、googleが許可した一部の著名人だけに限ってきたOnAir機能を、多数のフォロワーを持つ一般ユーザーにも範囲を拡大させました。

今年の10月、ダライ・ラマがG+Hangouts On Airで行った会話が注目された。
 

 フォロワーが沢山居るユーザーであればセルフサービスで、
ユーザーが好きな時にOn Airを開始できるように。

放映された映像は、配信ユーザーのYouTubeアカウントに非公開ファイルとして記録され、設定を変更することで一般公開できるようなので、アーカイブ保存機能もバッチリです。

 ちなみにHangoutsでは、クリスマスシーズン限定で自分の映像にトナカイの角をつけることができます。(11月は、口ひげを付けられるサービスだったようです。)

 被写体が動いても、鼻と角が外れずについて来ます・・・。

既存のライブ中継メディア(Ustream等)と競合するか?

Hangouts On Airのような、手軽にネット動画中継ができるサービスというと、Ustreamやニコニコ生放送等を連想します。いずれOn Air機能がフォロワー数に関係なく一般化し、誰でも簡単に使えるようになった時、ある程度の競合になることが予測されます。

Hangoutsは”会話”が中心となるものなので、当初は競合となるコンテンツは限られていると思います。遠く離れたパネラー同士による対談・討論会などの配信には適していそうです。また、前述した拡張機能(googledocsの利用や手描き)を上手く使うと、よりリッチにネット上でプレゼンテーションが可能になりそうです。

YouTubeのプレーヤーの共有の中にはハングアウトを開始できる機能があります。Ustream等の直接的な競合となるYouTube Liveの配信を、Hangoutで友人と共有しながら視聴することができます。

一般に放送するにはYouTube、私的に知り合い同士でプライベートに楽しむのはHangoutと使い分けされていくかもしれません。