【悪用厳禁】2014年はログの残らないコミュニケーションサービス元年になる!…かも。

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みなさん、こんにちは。アクトゼロのプランナーズブログ、木曜日は山田がお届けします。

来年のことを言うと鬼が笑うといいますが、12月も半ばに入っているので、そろそろ来年のことを妄想してみても大丈夫かなと思っています。
ちなみに、鬼が笑う理由は諸説あるそうですが、ここでは割愛。ちなみに、グーグル先生に聞くとこんな感じです。

ここ最近、コミュニケーションを主軸にしたサービスに、いくつか特徴的なものが色々とリリースされています。そんな新たなサービスの動向から来年のソーシャルメディア関連の傾向を考えてみたいと思います。

 すでに写真の共有件数はFacebookを超える「Snapchat」

ここ日本ではまだまだ話題に上ることが少ないのですが、その写真共有数はすでにFacebookを上回っているとされるサービスに「Snapchat」があります。
この「Snapchat」は、簡単に説明するのであれば、繋がっている友人や、参加しているグループ内で、写真や動画をチャット形式で共有できるサービスです。
スマートフォン上にアプリをインストールし利用するのですが、使い方も含め極めてシンプルなサービスになっています。

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この「Snapchat」最大の特徴は、送信した画像が一定秒数経った後に自動的に削除される点にあります。
消えるまでの時間は最大で10秒までに設定でき、その時間が経過した後は、ユーザーの端末(Snapchatアプリ)はもちろん、サービスが稼働しているサーバーにも残りません。

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冒頭でも触れている通り、「Snapchat」上でやりとりされている写真の枚数は、一日に4億枚にも上ると言われ他のコミュニケーションサービスを脅かす存在になりつつあります。

その脅威に対抗すべく、例えば写真共有でメジャーなサービスである「Instagram」は、新たな機能「Instagram Direct」によってクローズドな写真共有の仕組みを取り入れており、「Snapchat」を意識しているのは明らかな状況です。

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一説には「Snapchat」は、Facebookからの買収の話を断ったというニュースもあったため、なんとか「Instagram」ブランドでプライベートなコミュニケーションを取り込んでおきたいといったところでしょうか。

メッセージテキストが消滅する「Peek」

そしてもう一つ、同じような特徴を持つサービスが登場しています。「Peek」というサービスで、簡単に言うならば「Snapchat」とのテキスト版といったところでしょうか。サービススタート当初は「Skim」という名前だったのですが、いつからか「Peek」となっていました。
恐らく、日本での利用者はまだほとんどいないと思われますが、敢えて今回ご紹介します。
サービスを利用するには「Snapchat」と同様、スマートフォンにアプリをインストールして利用します。

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機能は“まんま”「Snapchat」といった趣で、特定の繋がりのあるユーザーに対して、テキストメッセージを送信することができ、表示された後、一定時間経過すると消滅してしまいます。
消滅までの時間は、「Snapchat」では10秒以内の時間を設定するというものでしたが、「Peek」の場合は、3段階の中から選択する形となっています。

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緊急性が高い内容や確実に相手に知らせたい情報をやりとりするには、全く持って役に立ちませんが、ちょっとした雑談レベルのやり取りや、どうでもいい会話を手軽にスマートフォンで行えるのがメリットと言えそうです。

ただ非常に気になるのが、「Snapchat」のアイデアをそのまま“真似”したところで、革新的だ!と言えそうなオリジナリティが存在しないということです。
どっちがオリジナルのサービスかと言えば、すでにメジャーな存在である「Snapchat」というのが明白ですが、今後「Peek」の方が多く利用されることになれば…。

素晴らしいアイデアから生まれたサービスには、それを模倣したサービスが雨後の筍とのごとく登場するのが、世の常というものなのでしょうか…。

ログを残さないコミュニケーション元年!?

ここでご紹介した2つのサービスに共通するのは、「記録を残さない」という点。
メールやSNSといったオンラインでのコミュニケーションサービスは、例え発信した側が削除したとしても、そのメッセージを受け取った人が保存していたり、ウェブ魚拓等のようにキャッシュとして残されていたり、完全に痕跡を消すのは難しいかもしれません。
しかし、「Snachat」は、画面のキャプチャを取ろうとすると、その行為が相手に通知されるなど、徹底的に「記録を残さない」、もしくは「記録を取られたことを認識させる」という機能になっています。

一過性のコミュニケーションに徹するという姿勢は、会話の流れ保ちつつ継続的にコミュニケーションを取り続けるという、今までサービスとは根本的に異なっています。その瞬間に、伝えたいことを伝える、そして、それっきりというスタイルは、従来のオンラインの繋がりにあった“しがらみ”から解き放たれている新しい感覚なのかもしれません。

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最後に、企業の活用という視点では、閉鎖された空間という点では非常に難しいとは思います。と言いつつも、早速アメリカの「Gap」が「Instagram Direct」を活用したキャンペーンを実施していることが話題になっています。まだまだ実験的ではあると思いますが、アイデア次第で、こういったコミュニケーションサービスの活用も十分に考えられるといったところでしょうか。

2014年、このような新しいサービスが市民権を得るとしたら、コミュニケーションの“カタチ”が次のフェーズへと進むことは必然と言えそうです。

アクトゼロ / 山田