おせち事件が産んだ負の遺産と「2014夢のおせち」からのグルーポン再出発

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金曜日のブログ担当アクトゼロ黒沼です。

2013/11/21夕方のニュースで、グルーポンが2014年のおせちシーズンに向けて「夢のおせち」プレゼントキャンペーンを行うと発表しました。

osechi【グルーポン-GROUPON】- 【夢のおせち 実施中】 

グルーポン・ジャパン株式会社は11月21日、2014年度の事業戦略説明会を開催。おせち問題を振り返り、社内のプロセス改善について説明し、今後の事業方針については、品揃えの多様化、カスタマーエクスペリエンスの改善、モバイルの強化、他にない特別な体験系ディール「WOW! ディール」を4つの柱として、ビジネスを強化する方針を説明した。
(中略)
 グルーポン・ジャパン株式会社は、前身のQ:podを米国グルーポンの資本を受け、2010年8月にグルーポン・ジャパンとしてスタート。同12月に日本全国でビジネスを開始したが、スタート早々の2011年1月に「グルーポン・おせち騒動」が起こった。グルーポン・おせち騒動は、おせちクーポンを販売した店舗「バードカフェ」のおせちが正月までに届かず、しかも内容がサイトの見本写真とまったく異なっていたというもので、テレビでも大きく報道された。
グルーポン・ジャパン、「夢のおせち」プレゼントキャンペーン -INTERNET Watch より引用

今日は、当時のグルーポンおせち事件を振り返りつつ、その話題に真っ向から向かい合おうとするグルーポンについてお送りします。

2011年「グルーポンおせち事件」

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これは今日現在、Google検索で「グルーポン」と検索した時に表示されるサジェストです。2011年から丸3年が経とうととしていますが、いまだに関連ワードとして「おせち」が表示されています。

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株式会社外食文化研究所が運営していた『バードカフェ』は、2011年通常21,000円のおせちを10,500円で販売するとして500件のチケットを販売しました。しかし、実際に送られてきたおせちは、チケット購入時に提示された商品の画像とは、にても似つかぬ状態でした。多くの不満に思った利用者が、2ちゃんねるやTwitter上に画像を拡散、実際に購入していない一般ユーザーを巻き込む形で「グルーポンおせち」事件として広く知られるようになります。フラッシュマーケティングの最有力サービスとして日本全国展開を発表した矢先の事件だったこともあって、風当たりはいっそう強くなりました。グルーポンはチケット全額を返金し、更に5,000円分の商品をお詫びの品として提供し、株式会社外食文化研究所の代表は辞任する、という形で幕引きが行われました。

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2011年~現在までの「グルーポン」キーワードを含むツイート数です。2011年の1月一ヶ月で10万ツイートという驚異的な数字をたたき出しています。この拡散が現在に至るまで、「ネタ」として事あるごとに話題として取り上げられています。

永く残された負の遺産

2011も年末となり、翌年の足音が聞こえてくる中、発売が自粛された「グルーポン おせち」を含むツイートが2,000件ほど行われ小さな盛り上がりを見せます。

 2012年末はさすがにネガティブな反応というより、あの過去の「祭」を懐かしむと言った風情のツイートが増えてきます。怒りで拡散した話題も徐々に「ネタ」として消化されていく様子がわかります。この年もおせちの販売は控えられました。

 

一方、バードカフェを運営していた株式会社外食文化研究所ですが、その後バードカフェを閉店後、新しい店舗をオープンするたびにまとめサイトを中心にネタとして取り上げられ続けます。

グルーポンが愛すべきネタとして取り上げられるのに比べ、株式会社外食文化研究所に対しては悪意のある取り上げられ方が継続しているのが印象的です。

まとめ

 2年のおせち販売の自粛を経て、グルーポンは社長自ら、わざわざ2011年の「グルーポンおせち事件」に触れながら2014年の新生グルーポンの象徴として「夢のおせち」プレゼントキャンペーンを行います。

 グルーポン・ジャパン株式会社代表取締役CEOの根本 啓氏は、おせち騒動以前の業務プロセスを全面的に見直したことを説明。 

ディールがサイトに掲載されるまでの流れにおいて、おせち問題前は、営業スタッフの人事評価が売上を偏重した評価制度となっていたが、顧客満足度を含めた評価制度へ見直したのをはじめ、審査の基準数を30項目から200項目へ、掲載情報の校正は外注から社内カテゴリ別専門チームへ、パートナーとの確認作業は掲載内容の通知のみから掲載内容の双方向での確認へと改めたと説明した。(中略)

グルーポン・ジャパンでは2011年のおせち騒動以後、おせち料理を扱っていない。2014年の正月向けおせちもプレゼントキャンペーンのみとなっているが、根本CEOは「2015年の正月におせち販売を再開したいと考えている」とコメント、信頼回復に務めながら2015年にはおせち販売にも取り組みたいとの考えを示した。グルーポン・ジャパン、「夢のおせち」プレゼントキャンペーン -INTERNET Watch より引用

 会見では、トラブルも多かったサービススタート時の強引な営業手法を認めつつ、顧客と参加店の利益を守る形のビジネスへと軸足を移しつつあるグルーポンの再出発宣言の場として、今回のキャンペーン発表が行われました。ブランドの信用を取り返す。ブランドを再生させるためにグルーポンは「風化」を待つのではなく、「失敗を改めて」懺悔することを選びました。

厳しい意見もある中で、応援するツイートも散見されます。「新生」の言葉に嘘はないのか、グルーポンのチャレンジの行く先に注目が集まっています。